ペット葬儀・火葬 葬儀の基礎知識・流れ

うさぎの火葬|費用相場と骨は残るのか・庭への埋葬の注意点と安置方法

長く寄り添ってくれたうさぎが旅立ったとき、多くの飼い主さまが「どうやって見送ってあげればいいのだろう」と、静かな戸惑いの中に立ちすくんでしまいます。犬や猫にくらべて情報が少なく、「小さな体でも火葬してもらえるの?」「お骨は残るの?」「庭に埋めてもいいの?」と、次々に不安が浮かんでくるかもしれません。

この記事では、うさぎの火葬の形式と費用相場、お骨が残るのかという疑問、庭への埋葬の是非、そして安置の方法までを、編集部が各社の公式サイト・料金・口コミを調査してまとめました。急いで決めなくて大丈夫です。まずは今できることを、ひとつずつ一緒に確認していきましょう。

飼い主さん
昨日、7年一緒だったうさぎが亡くなりました。こんなに小さな子でも、ちゃんと火葬してお骨を残してあげられるのでしょうか……。
編集部
はい、うさぎさんもきちんと火葬でき、個別火葬なら多くの場合お骨も残せます。まずはお体を涼しい場所で休ませてあげてください。焦らずに進められますので、順番にご案内しますね。

一言でいうと、うさぎの見送りは「合同火葬・個別火葬・自宅埋葬」から選べ、お骨を残したいなら小動物に対応した個別火葬が安心です。費用の目安や確認したいポイントを、静かに整理していきます。

うさぎの火葬・供養にはどんな方法があるの?

うさぎを見送る方法は、大きく分けて「ペット葬儀社に火葬を依頼する」「自宅の庭に埋葬する(土葬)」「自治体に相談する」の3つがあります。それぞれに向き・不向きがあり、なにより「お骨を手元に残してあげたいかどうか」が、方法を選ぶうえでの大きな分かれ道になります。

うさぎの見送り方の選択肢(個別火葬・合同火葬・自宅埋葬・自治体相談)を返骨の有無で整理した図
うさぎの見送り方の選択肢(当メディア編集部作成)

ペット葬儀社の火葬(合同・個別・立ち会い)

もっとも多く選ばれているのが、ペット葬儀社に火葬を依頼する方法です。火葬の形式は主に3つに分かれます。うさぎは体が小さいため、お骨をきれいに残すには小動物の火葬に対応した業者を選ぶことが大切だと、ペット供養サービスのペトリィは案内しています(出典:ペトリィ 公式コラム)。

  • 合同火葬……他のペットと一緒に火葬し、共同墓地などで供養します。費用は抑えられますが、お骨の返却(返骨)はできません。
  • 個別火葬(一任)……うさぎだけを火葬し、火葬・お骨上げは業者にお任せします。お骨は骨壺で受け取れます。
  • 立ち会い個別火葬……火葬から収骨まで、ご家族が人のお葬式と同じように立ち会えます。最後の時間をそばで過ごしたい方に向いています。

自宅の庭に埋葬する(土葬)

ご自宅の庭など私有地に限り、うさぎをそのまま土に還す(土葬する)ことも可能です。ただし公園や河川敷、他人の土地への埋葬は認められていません。詳しい注意点はのちほど改めてご説明します。

自治体に相談する

「火葬の費用が用意できない」「埋葬する場所がない」といったときは、お住まいの自治体に相談することもできます。ただし自治体によって対応は大きく異なり、多くの場合はお骨の返却がありません。供養という面では限りがあるため、気持ちの整理がつく範囲で検討されるとよいでしょう。

うさぎの火葬にかかる費用相場(税込・執筆時点)

うさぎの火葬費用は、火葬の形式によって変わります。体重2〜5kgのうさぎを想定した目安として、ペット供養サービスのペトリィが公開している料金を参考にすると、おおよそ次のようになります(出典:ペトリィ 公式コラム)。表示はすべて税込・執筆時点の金額です。

火葬の形式 費用相場(税込) お骨の返却 こんな方に
合同火葬 18,700円〜 返却なし 費用を抑えて霊園で供養したい方
個別火葬(一任) 22,000円〜 返却あり お骨を手元に残したい方
立ち会い個別火葬 24,200円〜 返却あり 最後までそばで見送りたい方
セレモニー葬 49,500円〜 返却あり 人のお葬式のように丁寧に送りたい方

これはあくまで一例で、業者や地域、うさぎの体格によって料金は前後します。訪問火葬の場合は出張費が別途かかることもあるため、申し込み前に「総額でいくらになるか」を確認しておくと安心です。参考までに、東京ペット火葬(慈恵院)ではうさぎの合同火葬8,000円、個別火葬25,000円、立ち会い火葬47,000円と案内されています(出典:東京ペット火葬 料金表)。

お花とキャンドルを供えた小さなペットの供養スペース
写真はイメージです

体重別・形式別のより詳しい費用感を知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

うさぎの火葬でお骨は残るの?きれいに残すためのポイント

「小さな体だから、お骨が残らないのでは……」と心配される方はとても多いのですが、うさぎも犬や猫と同じように、火葬でしっかりとお骨は残ります。ペトリィの監修情報でも「うさぎも他の犬や猫と変わらず、しっかりとお骨が残ります」と説明されています(出典:ペトリィ 公式コラム)。

ただし、お骨をきれいに残せるかどうかは火葬の温度管理や業者の技術に左右されます。うさぎのような小さな体は火力の調整が難しく、設備によっては対応が分かれることもあると、ペット情報サイトのCOCOペットは注意を促しています(出典:COCOペットジャーナル)。安心して任せるために、次の点を確認しておきましょう。

小さなうさぎの前足にそっと手を添える飼い主
写真はイメージです

お骨を残すために確認したいこと

  • 小動物の火葬に対応しているか……申し込み前に「うさぎの個別火葬・返骨に対応しているか」を必ず確認します。
  • 棺は火葬に適したものを選ぶ……分厚いプラスチックや金属製の副葬品は残りやすいため、火葬向けの棺や布が案内されます。
  • 濃い色のお花は控えめに……色の濃い花を一緒に入れると、お骨に色が移ることがあると案内する業者もあります。

返骨されたお骨を手元供養(自宅で保管)する場合は、湿気でカビが出ないよう、乾燥剤を入れて風通しに気をつけると長くきれいに保てます。

庭への埋葬(土葬)はしてもいい?知っておきたい注意点

「思い出のつまった庭で眠らせてあげたい」というお気持ちは、とても自然なものです。ご自宅の庭など私有地であれば、うさぎを土葬すること自体は問題ありません。一方で、公園・河川敷・空き地など、他人の土地や公共の場所への埋葬は認められていない点に注意が必要です(出典:アニコム損保 うさぎとの暮らし大百科)。

土葬を選ぶ場合は、次の点に気をつけてあげてください。

確認したいこと 内容
埋める場所 自宅の庭など私有地のみ。借家・共有地は避ける
深さ 1m以上を目安に深く掘る(他の動物に掘り返されにくく、においも防ぎやすい)
土のかぶせ方 分解が進むと地面が沈むため、土は多めにこんもりと盛る
近隣への配慮 においやトラブルの原因になり得るため、境界から離した位置に

マンションやアパートにお住まいで庭がない場合や、いずれ引っ越す可能性がある場合は、土葬よりも火葬を選び、お骨を手元供養やペット霊園で供養するほうが安心なこともあります。ご家庭の状況にあわせて、無理のない方法を選んであげてください。

庭にそっと供えられた白い花
写真はイメージです

旅立ちから見送りまでの進め方

うさぎが亡くなってから火葬・供養までは、次のような流れで進みます。慌てて決める必要はありません。まずはお体を安置してあげてから、ゆっくり方法を選びましょう。

旅立ったペットを想いながら静かに過ごす飼い主
写真はイメージです

1体を清めて、やすらかな姿勢に整える

やわらかい布などで体をそっと拭き、手足を軽く折りたたんで自然な姿勢に整えます。硬直が進む前に整えてあげると、安らかな表情のまま見送りやすくなります。

1小さな箱に安置し、保冷して涼しい場所へ

段ボールなどの小さな箱にタオルを敷いて寝かせ、保冷剤やドライアイスで体を冷やします。安置できる目安は、冬場で3〜4日、夏場で1〜2日ほどとされています(出典:ペトリィ)。

1見送り方を選び、業者へ相談・予約する

個別火葬か合同火葬か、庭への埋葬か——ご家族で気持ちを確かめながら決めます。火葬を選ぶ場合は、小動物対応・返骨可否を確認して予約します。

1火葬・お骨上げ、そして供養へ

火葬当日は、お花や好きだった牧草などを棺に添えてあげられます。個別火葬ではお骨を受け取り、手元供養・霊園納骨・自宅の庭への埋葬など、その後の供養へつなげます。

猫の火葬の流れや棺に入れられるものについては、こちらの記事も参考になります。

うさぎの火葬を安心して依頼できる相談先

「悪質な業者にあたってしまわないか」という不安をお持ちの方もいらっしゃると思います。ペット火葬の業界には、残念ながら高額請求などのトラブルも報じられてきました。だからこそ、実在が確認でき、料金と対応が明確な業者に相談することが大切です。ここでは、うさぎなど小動物にも対応している相談先をご紹介します。

自宅でペットを供養するあたたかな手元供養スペース
写真はイメージです

ペット葬儀110番(訪問火葬・全国対応)

ペット葬儀110番は、うさぎ・ハムスター・フェレットなど小動物の火葬にも対応する、訪問火葬のサービスです。火葬車が自宅や指定の場所まで来てくれるため、体調やお住まいの事情で移動が難しい場合でも自宅で見送れるのが特徴です。24時間365日、北海道から沖縄まで全国で受付対応していると案内されています(出典:ペット葬儀110番 公式サイト)。

プランは、合同火葬にあたる「お引取り霊園供養プラン」、個別火葬で返骨がある「個別火葬一任プラン」、立ち会いと収骨ができる「個別火葬家族立会プラン」の3つが用意されています。お骨を残したい場合は個別火葬のプランを選びます。

ペット葬儀110番の基本情報

タイプ 訪問火葬(火葬車が指定場所へ)
対応動物 うさぎ・ハムスター等の小動物にも対応
火葬形式 合同・個別一任・個別立会
返骨 個別火葬プランで可
受付 24時間365日・全国対応(執筆時点)

こんな人におすすめ

「自宅でそのまま見送りたい」「小動物にも対応した業者にお願いしたい」「まずは料金や流れを電話で相談したい」という方に向いています。

ペット葬儀110番の口コミ・評判

💬

Web上では「小さな体でもていねいに扱ってもらえた」「深夜に連絡したのにすぐ対応してくれて助かった」といった声が見られます(傾向の要約です)。

\ 詳細・ご相談は公式サイトから /

ペット葬儀110番 公式サイトはこちら

うさぎの火葬に対応しているか、返骨の可否や総額の目安を、まずは相談してみてください。

うさぎの火葬・供養のよくある質問

Qうさぎの火葬にはどのくらい費用がかかりますか?

A火葬の形式によって異なります。合同火葬でおよそ18,700円〜、個別火葬(一任)でおよそ22,000円〜、立ち会い個別火葬でおよそ24,200円〜が目安です(税込・執筆時点、ペトリィ公開料金より)。訪問火葬では出張費が加わることもあるため、総額を事前に確認しましょう。

Qうさぎでもお骨は残りますか?

A残ります。うさぎも犬や猫と同じように、火葬でお骨を残せます。ただしきれいに残すには火力の調整が必要なため、小動物の火葬・返骨に対応した業者を選ぶと安心です。

Q火葬までにどのくらい安置できますか?

A保冷剤やドライアイスで冷やして涼しい場所に安置した場合、目安は冬場で3〜4日、夏場で1〜2日ほどとされています。季節やお住まいの環境によって変わるため、なるべく早めに業者へ相談されることをおすすめします。

Q自治体でも火葬してもらえますか?

A自治体によって対応が分かれます。ペット専用の火葬設備がある地域もありますが、多くは一般廃棄物として扱われ、お骨の返却はありません。返骨や供養を希望される場合は、ペット葬儀社の個別火葬を選ぶとよいでしょう。

※本記事の料金は執筆時点(2026年7月)の各社公式サイト情報です。最新は各公式サイトでご確認ください。

まとめ

うさぎの見送りには、合同火葬・個別火葬・自宅の庭への埋葬といった選択肢があり、お骨を手元に残したい場合は、小動物に対応した個別火葬を選ぶのが安心です。費用は形式によっておよそ18,700円〜と幅がありますが、大切なのは金額だけでなく、返骨や立ち会いの可否、固定施設の有無まで確認できる、信頼できる業者を選ぶことです。

まずはお体を涼しい場所で休ませ、気持ちが少し落ち着いてから、ご家族に合った方法をゆっくり選んであげてください。小さな体で精いっぱい生きてくれたうさぎさんが、あたたかな見送りのなかで、安らかに旅立てますように。

-ペット葬儀・火葬, 葬儀の基礎知識・流れ
-