大切な家族を見送る場所を、限られた時間の中で決めなければならない——それは、悲しみのただ中にいる飼い主さんにとって、とても酷なことだと思います。成田市とその周辺にお住まいの方が「八富成田斎場でペットも火葬してもらえるのだろうか」と検索されるのは、費用を抑えたいからというよりも、公の施設なら安心して任せられるのではないか、という気持ちからではないでしょうか。
結論からお伝えすると、八富成田斎場そのもの(人の火葬・葬儀を行う施設)ではありませんが、その隣接地に成田市が運営するペット火葬場があり、犬・猫・ウサギなどの小動物を火葬してもらうことができます。この記事では、成田市の公式サイトに掲載されている情報をもとに、料金・予約方法・当日の流れ・火葬後の供養までを、編集部が静かに整理しました。数字はすべて公式サイトの記載に沿っており、確認できなかったことは書いていません。落ち着いて読み進めていただければと思います。


一言でいうと、八富成田斎場に隣接する成田市のペット火葬場では、犬・猫・ウサギなどの小動物を個別に火葬し、骨上げをしてご遺骨を持ち帰ることができます。申し込みは八富成田斎場(電話0476-23-4511)で受け付けており、友引を除く午前9時から午後3時までの利用で、予約が必要です。
八富成田斎場のペット火葬とはどんな施設か

八富成田斎場は、成田市・八街市・富里市の3市が関係市となって管理運営している公営の斎場です(成田市吉倉124番地-11)。ここは人のお葬式と火葬を行う施設ですが、その近くの成田市山之作359番地に、市が運営するペット火葬場が別に設けられています。「八富成田斎場 ペット」と検索したときに出てくるのは、この隣接するペット火葬場のことです。
成田市の公式サイトによると、火葬できるのは犬・猫・ウサギなどの小動物です。告別室を兼ねた収骨室で大切なペットとのお別れをしたあとに火葬(個別)となり、火葬のあいだは待合室で待つことができます。火葬後は骨上げをして、ご遺骨を持ち帰る流れです。民間のペット霊園のように他の子と一緒に火葬される「合同火葬」ではなく、一頭ずつ火葬してご遺骨をお返しする形が基本になっている点は、飼い主さんにとって大きな安心材料になるはずです。
基本情報
| 施設名 | ペット火葬場(八富成田斎場に隣接) |
| 所在地 | 成田市山之作359番地 |
| 申し込み・問い合わせ | 八富成田斎場 電話0476-23-4511 |
| 利用時間 | 友引を除く午前9時から午後3時まで(予約が必要) |
| 対象 | 犬・猫・ウサギなどの小動物 |
| 火葬の形式 | 個別 |
| ご遺骨 | 骨上げして持ち帰り |
| 運営 | 成田市(出典:成田市公式サイト「ペットの火葬・ペット墓地」・執筆時点) |
ペット火葬場のアクセス・地図
なお、成田市は公式サイトで、葬祭業者のウェブサイトや広告・チラシに「八富成田斎場と業務提携している」と誤解されるような記述が見られるとしたうえで、特定の葬祭業者との業務提携や推薦・指定は一切していないと明記しています。これは人のお葬式についての注意喚起ですが、施設名を借りた紛らわしい表示に注意するという意味では、ペットの見送りを考えるときにも心に留めておきたい点です。
ペット火葬の料金は体重区分とお住まいで決まる
成田市のペット火葬料金は、ペットの体重による4つの区分と、飼い主さんが成田市に住所を有しているかどうかの2区分の組み合わせで決まります。公式サイトの表記は「本市に住所を有する者」「本市に住所を有する者以外の者」で、市外にお住まいの方も火葬自体は利用できますが、料金はおおむね2倍になります。

| 種別 | 体重の目安 | 本市(成田市)に住所を有する者 | それ以外の者 |
|---|---|---|---|
| 小 | 10キログラム未満 | 2,200円 | 4,400円 |
| 中 | 10キログラム以上 | 3,300円 | 6,600円 |
| 大 | 20キログラム以上 | 4,400円 | 8,800円 |
| 特大 | 30キログラム以上 | 5,500円 | 11,000円 |
このほかに、成田市民の方を対象とした搬送の手数料が2種類あります。ひとつは遺骸搬送手数料(1体につき1,100円)で、亡くなったペットを火葬場まで持参することができない状況にあるときに限って利用できるものです。もうひとつは遺骨搬送手数料(1体につき1,100円)で、火葬後のご遺骨を後述のペット墓地まで搬送してほしい場合の費用です。いずれも成田市民の方が対象で、市外の方の料金は設定されていません。
金額はすべて成田市公式サイト「ペットの火葬・ペット墓地」のページに掲載されている数字です。公式サイトには税込・税抜の記載がないため、当メディアではどちらとも断定せず、掲載されている金額をそのまま記載しています。また、民間のペット火葬でよくある「お迎え料金」「骨壺代」「返骨オプション」といった追加費用の考え方とは体系が異なりますので、他社の見積もりと並べて比べるときには、含まれるものが違う点にご注意ください。
申し込みから当日までの流れ

公式サイトに記載されている範囲で、申し込みから骨上げまでの流れを整理します。ご家族の状況によって前後することもありますので、迷われたときは電話で相談しながら進めていただくのがいちばん確実です。
1八富成田斎場に電話で予約する
ペット火葬の申し込みは、八富成田斎場(電話0476-23-4511)で受け付けています。利用できるのは友引を除く午前9時から午後3時までで、予約が必要です。ペットの種類と体重のおおよその目安を伝えられるようにしておくと、料金区分の確認がスムーズです。
2骨壺など耐熱性の容器を用意する
火葬後は骨上げをしてご遺骨を持ち帰る流れになるため、焼骨を入れる容器(骨壺など耐熱性の容器)を持参します。手元にない場合でも、骨壺はペット火葬場で購入することができると公式サイトに記載されています。あわてて買いそろえる必要はありません。
3ペットを火葬場へ連れて行く
所在地は成田市山之作359番地、八富成田斎場に隣接しています。成田市民の方で、事情があってご自身では連れて行けないときは、遺骸搬送手数料(1体につき1,100円)で搬送を依頼することができます。
4告別室兼収骨室でお別れをする
公式サイトによると、告別室を兼ねた収骨室で大切なペットとお別れをしたあとに、個別で火葬となります。お花や、小さなおやつなど一緒に入れたいものがある場合は、燃えないものが含まれていないかを含めて、予約の電話のときに確認しておくと安心です。
5待合室で待ち、骨上げをして持ち帰る
火葬のあいだは待合室で待つことができます。火葬後は骨上げをして、ご遺骨を持ち帰ります。ご遺骨をご自宅で供養するか、後述のペット墓地に納めるかは、その日のうちに決めなくても構いません。
民間のペット葬儀社で「立会火葬」と呼ばれるプラン(点火から収骨まで炉のそばで立ち会う形式)と、成田市のペット火葬の運用がまったく同じかどうかは、公式サイトの記載からは読み取れません。お別れの時間をどのように過ごせるかは、ご家族にとって大切な部分だと思いますので、予約の電話の際に具体的に尋ねておかれることをおすすめします。
火葬後の供養|いずみ聖地公園のペット墓地という選択肢

成田市は、いずみ聖地公園(成田市西和泉544番地1)の中にペット墓地を設けています。永年使用の合同納骨場で、納骨できるのは犬・猫・猿・ウサギなどの小動物です。使用料は1体につき3,300円と公式サイトに記載されています。ペット墓地だけの申し込みは、いずみ聖地公園管理事務所(電話0476-36-2292)で受け付けています。
ここで大切な注意点がひとつあります。ペット墓地を利用できるのは市民の方に限られ、市外の方は利用できないと公式サイトに明記されています。火葬は市外の方でも利用できますが、納骨まで市の施設で完結できるのは成田市民の方だけ、という違いがあります。
合同納骨場は、他の子たちと一緒に眠る形になります。あとからご遺骨を取り出すことは想定されていない形式ですので、「いつかは手元を離れて土に還してあげたい」というお気持ちと、「もう少し手元に置いておきたい」というお気持ちのどちらに近いかを、時間をかけて考えていただければと思います。どちらを選んでも、供養として優劣はありません。ご自宅で手を合わせる場所をつくる方も、たくさんいらっしゃいます。
公営のペット火葬と民間業者の違い

成田市のペット火葬場は、料金がはっきりしていて、公の施設という安心感があります。一方で、受付が友引を除く午前9時から午後3時までに限られること、お迎えに来てもらう仕組みが市民向けの搬送手数料に限られることなど、時間や状況によっては使いづらい場面もあります。民間のペット葬儀社は、夜間や休日の対応、自宅までのお迎え、読経を伴うお別れなど、選べる幅が広いのが特徴です。どちらが良い・悪いではなく、ご家族の状況に合う方を選ぶという考え方が現実的です。
| 比べる項目 | 成田市のペット火葬場 | 民間のペット葬儀社 |
|---|---|---|
| 料金 | 体重区分と住所で決まり、公式サイトで確認できる | プランや体重、オプションで幅がある |
| 受付時間 | 友引を除く午前9時から午後3時まで(予約制) | 夜間・休日に対応する事業者もある |
| お迎え | 成田市民向けに遺骸搬送手数料1,100円の仕組みがある | 自宅までのお迎えに対応する事業者が多い |
| 火葬の形式 | 個別(告別室兼収骨室でお別れ後に火葬) | 合同・個別・立会から選べることが多い |
| ご遺骨 | 骨上げして持ち帰り(容器の持参が必要) | 形式により返骨あり・なしが分かれる |
| 納骨 | いずみ聖地公園のペット墓地(市民のみ・3,300円) | 提携霊園の合同墓・個別墓など |
民間の事業者を検討する場合に、最低限おさえておきたい確認事項があります。ペット火葬の業界には、移動火葬車による不適切な処理や、当日になって高額な追加料金を求められたという相談が実際に報じられてきた経緯があります。悲しみの中では冷静な判断が難しくなりますので、次の4点は依頼を決める前に確認しておくことをおすすめします。
- 固定の火葬施設と所在地が公開されているか(会社の住所・火葬炉のある場所が明示されているか)
- 立ち会いができるか、どの工程まで同席できるか
- 返骨があるか、ご遺骨をどのような形で受け取れるか
- 見積もりの総額が事前に確定するか、追加料金の条件が説明されるか
電話で問い合わせたときの受け答えが丁寧かどうかも、判断材料のひとつです。急かされたり、その場で契約を求められたりする場合は、いったん保留にして構いません。
\ 詳細・ご相談は公式サイトから /
夜間や休日など、市の受付時間に間に合わないときの相談先のひとつです。料金や対応エリア、立ち会い・返骨の可否は、依頼前に必ずご自身でご確認ください
成田市外にお住まいの方が知っておきたいこと

ここは少しややこしいところなので、ていねいに整理します。八富成田斎場は成田市・八街市・富里市の3市で管理運営されており、人の火葬については、亡くなった方や喪主・施主がこの3市のいずれかに住民登録をしていれば市民料金が適用されます。
一方、ペット火葬の料金表は成田市の公式サイトに「本市に住所を有する者」「本市に住所を有する者以外の者」という2区分で掲載されており、人の火葬のような3市共通の書き方にはなっていません。また、遺骸搬送・遺骨搬送の手数料やペット墓地の利用は「市民の方」が対象と書かれています。八街市・富里市にお住まいの方がどちらの区分で扱われるかは公式サイトの記載からは判断できませんので、お申し込みの前に八富成田斎場(電話0476-23-4511)に直接おたずねください。
成田市外にお住まいで、料金が2倍になることや移動の負担を考えると難しいという場合は、お住まいの自治体にペットの火葬・引き取りの窓口があるかを調べる方法もあります。自治体によって、個別火葬と返骨に対応するところ、合同での処理のみのところなど運用は大きく異なります。あわせて、自宅までお迎えに来てもらえる民間のペット葬儀社を検討する選択肢もあります。
よくある質問
※本記事の料金は執筆時点(2026年7月)の成田市公式サイトの掲載情報です。公式サイトに税込・税抜の記載がないため、掲載されている金額をそのまま記載しています。最新の情報は成田市公式サイトおよび八富成田斎場でご確認ください。
まとめ
八富成田斎場に隣接する成田市のペット火葬場では、犬・猫・ウサギなどの小動物を個別に火葬し、骨上げをしてご遺骨を持ち帰ることができます。申し込みは八富成田斎場(電話0476-23-4511)で、友引を除く午前9時から午後3時まで、予約が必要です。料金は体重区分と住所によって2,200円から11,000円の範囲で定められており、骨壺など耐熱性の容器を持参します。火葬後は、いずみ聖地公園のペット墓地(合同納骨場・1体3,300円・市民の方のみ)に納める方法と、ご自宅で供養を続ける方法があります。
どの方法を選んでも、その子と過ごした時間の重さは変わりません。急いで決めなくて大丈夫です。あの子との日々が、あたたかい灯りのようにご家族のそばに残りますように。