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マルチーズの寿命は何歳?平均寿命・人間換算・かかりやすい病気と長生きのコツ

ふわふわの白い被毛で、家族にそっと寄り添ってくれるマルチーズ。長い時間をともに過ごすほど、「この子はあと何年、そばにいてくれるのだろう」と、ふと寿命が気になる瞬間があるかもしれません。今は元気でも、シニア期の変化やお別れのことを考えると、胸がぎゅっとなる方もいらっしゃると思います。

この記事では、マルチーズの平均寿命を最新の統計から出典付きでお伝えし、人間に換算すると何歳になるのかを早見表で整理します。あわせて、マルチーズがかかりやすい病気や、長生きしてもらうために今日からできること、シニア期の向き合い方までを、当メディア編集部が公的データと専門家の情報をもとにやさしくまとめました。

正確な数字を知ることは、これからの時間をより穏やかに過ごすための備えになります。どうか、あわてずに読み進めてください。

飼い主さん
13歳のマルチーズと暮らしています。だいぶ白い顔になってきて…。マルチーズの寿命って、平均でどれくらいなんでしょうか。
編集部
マルチーズの平均寿命は、アニコムの統計で13.6歳とされています。小型犬のなかでも長生きしやすい犬種です。この記事で、寿命の目安と、長く元気でいてもらうためにできることを一緒に確認していきましょう。

一言でいうと、マルチーズの平均寿命はおよそ13〜15歳です。適切な食事・体重管理・定期健診で、その子らしい時間をより長く穏やかに過ごせる可能性が高まります。

マルチーズの平均寿命は何歳?

ペット保険大手のアニコムがまとめた『家庭どうぶつ白書2023』(2021年時点のデータ)によると、マルチーズの平均寿命は13.6歳とされています(出典:アニコム損害保険「犬との暮らし大百科」)。同白書では犬全体の平均寿命が14歳前後で推移しており、マルチーズはほぼ平均並み、小型犬のなかでは長生きしやすいグループに入ります。

一般的な情報として、マルチーズの寿命はおおむね13〜15歳を目安に語られることが多く、健康状態や飼育環境によっては、それ以上長く過ごす子も少なくありません。あくまで統計上の平均であり、目の前の一頭一頭に約束された数字ではない、という点を押さえておいてください。

窓辺で穏やかに過ごす白い小型犬
写真はイメージです

飼育環境による差

同じマルチーズでも、寿命には個体差があります。差を生みやすいとされるのは、主に次のような要素です。

  • 室内飼育か否か:気温差やケガのリスクが少ない室内飼育は、体への負担が小さいと考えられています。
  • 体重管理:肥満は心臓・関節・気管への負担につながりやすく、体型維持は健康寿命に関わります。
  • 食事の質と量:年齢に合ったフードを適量与えられているか。
  • 健診・早期発見:病気を早く見つけられるかどうかで、その後の経過が変わることがあります。

近年は動物医療の進歩やフードの質の向上、室内飼育の一般化により、犬全体の平均寿命は少しずつ延びる傾向にあります。日々のケアの積み重ねが、その子の時間にそっと寄り添ってくれます。

長生きの最高齢記録

マルチーズの平均寿命は13.6歳ですが、これはあくまで平均です。個体によっては18歳や20歳近くまで元気に過ごす子もいると、複数の専門メディアで紹介されています。犬全体でみると、雑種犬などで20歳を超える長寿の記録も報告されています。

ただし、特定の「マルチーズの世界最高齢」として広く公式に認定された記録は確認できませんでした。ネット上には具体的な年齢の記録も見られますが、裏付けが取れないものは本記事では断定を避けています。大切なのは記録の年齢よりも、その子が穏やかに毎日を過ごせているかどうかです。

マルチーズの年齢を人間に換算すると【早見表】

「うちの子は人間でいうと何歳くらいなのだろう」と気になる方も多いはずです。環境省の『飼い主のためのペットフード・ガイドライン』では、小型犬・中型犬の年齢換算式として「24+(犬の年齢−2)×4」が紹介されています(出典:環境省)。マルチーズはこの小型犬の式にあてはまります。

つまり、生後2年でおよそ人間の24歳に相当し、その後は1年ごとに約4歳ずつ年を重ねていく計算です。下の早見表で、おおよその目安を確認してみてください。

マルチーズの年齢を人間の年齢に換算した早見表
マルチーズの年齢を人間に換算すると(当メディア編集部作成)
マルチーズの年齢 人間換算の目安 ライフステージ
1歳 約15歳 成長期
2歳 約24歳 成犬
5歳 約36歳 成犬(充実期)
7歳 約44歳 シニア期の入り口
10歳 約56歳 シニア期
13歳 約68歳 ハイシニア
15歳 約76歳 ハイシニア

マルチーズは7歳を過ぎたあたりからシニア期に入るとされ、人間でいえば40代半ばにあたります。見た目は若々しくても、体の中では少しずつ変化が始まる時期です。この頃から健診の頻度を見直すと、病気の早期発見につながりやすくなります。

マルチーズがかかりやすい病気・寿命を縮めやすい要因

マルチーズは比較的丈夫な犬種ですが、体質や体の構造から、いくつかかかりやすい病気が知られています。ここで挙げるのは一般的な傾向であり、診断ではありません。気になる様子があれば、自己判断せず動物病院にご相談ください。

動物病院で診察を受ける小型犬と獣医師
写真はイメージです

僧帽弁閉鎖不全症(心臓の病気)

小型犬に多い心臓の病気で、心臓の弁がうまく閉じなくなり、血液が逆流してしまう状態です。マルチーズは好発犬種のひとつとされ、高齢になるほど発症しやすくなると複数の獣医療メディアで解説されています。初期は無症状のことも多く、咳・疲れやすさ・運動を嫌がるといった変化がサインになることがあります。定期健診での心音チェックが早期発見につながります。

流涙症(涙やけ)

目が大きく涙管が詰まりやすいマルチーズは、涙があふれて目の周りの毛が茶色く変色する「涙やけ」が起こりやすい犬種です。命に直結する病気ではありませんが、放置すると皮膚炎の原因になることもあります。こまめに目元を拭く、獣医師に相談して原因(涙管の詰まり・逆さまつげ・食事など)を確認することが大切です。

膝蓋骨脱臼(パテラ)

膝のお皿(膝蓋骨)が正常な位置から外れてしまう病気で、小型犬全般に多く見られます。フローリングでの滑りやジャンプ、肥満が負担になりやすいとされます。後ろ足を急に上げる・スキップのような歩き方をするといった様子が見られたら、早めの受診をおすすめします。

気管虚脱・外耳炎など

気管がつぶれて呼吸がしづらくなる「気管虚脱」は、興奮時や暑い時期に「ガーガー」という咳が出ることがあります。また、垂れ耳で被毛の長いマルチーズは耳の中が蒸れやすく、外耳炎にもなりやすい犬種です。日頃から呼吸の様子や耳の状態を観察しておくと、変化に気づきやすくなります。

※ここで紹介した発症のしやすさは一般的な傾向であり、すべてのマルチーズにあてはまるものではありません。

マルチーズに長生きしてもらうためにできること

寿命は運や体質だけで決まるものではありません。日々のケアの積み重ねが、健康で過ごせる時間を支えてくれます。ここでは、飼い主が今日から意識できる4つのポイントを整理しました。

マルチーズに長生きしてもらうためにできる4つのこと
長生きのために今日からできる4つのこと(当メディア編集部作成)

1年齢に合った食事と体重管理

成長期・成犬期・シニア期で必要な栄養は変わります。年齢に合ったフードを適量与え、太らせないことが心臓・関節・気管への負担を減らします。おやつの与えすぎにも気をつけましょう。

2滑りにくい環境と適度な運動

フローリングは膝や関節に負担がかかりやすいため、マットやカーペットを敷くと安心です。無理のない散歩や遊びで筋力を保つことも、シニア期の体を支えます。

3定期的な健康診断

シニア期に入る7歳頃からは、年1〜2回の健診が病気の早期発見につながります。心臓・目・膝・歯など、マルチーズがかかりやすい部位を重点的に診てもらいましょう。

4ストレスの少ない穏やかな暮らし

大きな環境の変化や強い刺激は、体調に影響することがあります。安心できる居場所と、飼い主とのおだやかな時間が、心と体の健康を支えます。

これらは特別なことではなく、毎日の小さな心がけの積み重ねです。「必ず長生きする」と保証できるものではありませんが、その子らしく穏やかに過ごせる時間を延ばす助けになります。

シニア期のマルチーズの変化と向き合い方

マルチーズは7歳頃からシニア期に入り、10歳を過ぎるとハイシニアと呼ばれる時期を迎えます。人間でいえば60代以降にあたり、少しずつ体や行動に変化が現れてきます。

そっと重ねられた人の手と犬の前足
写真はイメージです

よく見られる変化には、次のようなものがあります。

  • 寝ている時間が増え、遊びや散歩への反応がゆるやかになる
  • 被毛のツヤが落ち、白い毛が増える
  • 目が白っぽく見える(白内障など)、耳が遠くなる
  • 足腰が弱り、段差を嫌がる・つまずきやすくなる

こうした変化は、老いの自然な過程です。若い頃と同じことができなくなっても、それはその子が精一杯生きてきた証でもあります。できないことを責めず、その子のペースに合わせて暮らしを整えてあげることが、シニア期の何よりのケアになります。段差にスロープを付ける、水飲み場を近くに置く、といった小さな工夫が毎日を穏やかにします。

気になる変化があるときは、「年のせい」と決めつけず動物病院に相談してみてください。老化に見える症状の裏に、治療でやわらげられる病気が隠れていることもあります。

マルチーズとのお別れが近づいたら

どんなに大切にしても、いつかはお別れの時が訪れます。寿命について調べていると、その先のことに胸が痛む方もいらっしゃると思います。ここでは、そっと知っておいていただきたいことをお伝えします。

やわらかな光の中に供えられた白い花
写真はイメージです

老いや病気が進み、食欲が落ちる・眠っている時間が増えるといった変化が見られるようになったら、無理に元気を取り戻そうとするより、残された時間をできるだけ穏やかに過ごせるよう寄り添うことを大切にしたいものです。かかりつけの獣医師と、その子にとって何が一番楽かを相談しながら過ごしてください。

そして、いざその時が訪れたときに慌てないよう、安置やお別れ、火葬の流れをあらかじめ知っておくと、心の準備が少しだけ軽くなります。悲しみのなかで手続きに追われるつらさを、少しでもやわらげられるように。

また、お別れのあとに深い悲しみが続くこと(ペットロス)は、その子を心から愛した証です。ひとりで抱え込まず、少しずつ気持ちと向き合っていけますように。

よくある質問

Q極小マルチーズ(ティーカップ)の寿命は普通のマルチーズと違いますか?

A「極小」「ティーカップ」と呼ばれる小さな個体は正式な犬種区分ではなく、体が小さいぶん低血糖や骨折などのリスクがやや高いとされることがあります。寿命そのものが必ず短いとは言い切れませんが、体が繊細な傾向があるため、体重管理と健診をより丁寧に行うと安心です。

Qマルチーズとチワワでは、どちらが長生きしますか?

Aどちらも小型犬で長生きしやすい犬種です。アニコムの統計ではチワワの平均寿命も13歳台とされ、マルチーズ(13.6歳)と大きな差はありません。犬種よりも、個々の健康管理や飼育環境のほうが寿命に影響すると考えられます。

Qマルチーズの寿命の中央値はどれくらいですか?

A一般に公表されているのは平均寿命(アニコム統計で13.6歳)で、中央値として明確に示された公的データは確認できませんでした。平均寿命を一つの目安としつつ、あくまで統計上の数字であることを踏まえてください。

Qシニアになったら食事を変えたほうがいいですか?

A7歳前後を目安に、シニア向けフードへの切り替えを検討する時期といわれます。ただし切り替えの時期や内容はその子の体調によって異なるため、かかりつけの獣医師に相談しながら進めるのがおすすめです。

※本記事は一般的な情報の提供を目的としたもので、診断や治療の代わりになるものではありません。気になる症状は動物病院にご相談ください。

まとめ

マルチーズの平均寿命は、アニコムの統計で13.6歳。小型犬のなかでも長生きしやすく、日々のケア次第で15歳、あるいはそれ以上を穏やかに過ごす子も少なくありません。年齢に合った食事と体重管理、滑りにくい環境、定期的な健診、そしてストレスの少ない暮らし。特別なことではない小さな心がけが、その子らしい時間を支えてくれます。

シニア期の変化やお別れのことを思うと胸が締めつけられるかもしれません。けれど、今この瞬間にそばにいてくれることこそが、かけがえのない時間です。どうか、あなたとマルチーズの毎日が、あたたかな光に包まれた穏やかなものでありますように。

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