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猫の火葬費用はいくら?内訳・相場と、無理なく抑える方法・見積もりの見方

大切な猫との別れを前に、あるいは見送ったばかりで、「火葬にいくらかかるのだろう」と調べていらっしゃるのかもしれません。悲しみのなかでお金のことを考えるのは、少し心苦しいものですよね。それでも、あらかじめ費用の見当がついていれば、当日になって慌てたり、あとから「思ったより高かった」と胸を痛めたりせずにすみます。この記事では、猫の火葬にかかる費用を「総額」だけでなく内訳から整理し、無理なく費用を抑える考え方と、見積もりのどこを見ればよいかを、静かにご案内します。

飼い主さん
初めてのことで、猫の火葬にいくらかかるのか見当もつきません。安く抑える方法があるなら知りたいけれど、値段だけで選んで後悔しないかも心配です…。
編集部
お気持ち、とてもよく分かります。猫の火葬費用は「火葬の形式(合同・個別一任・個別立会)」と「体重」でほぼ決まり、そこに骨壺やお迎えなどの費用が加わります。この記事では、費用の内訳・抑えるコツ・見積もりの見方の順にご説明しますね。安さだけでなく、ご家族が納得できるお見送りになることを一緒に考えていきましょう。

一言でいうと、猫の火葬費用はお骨が返る個別火葬でおおよそ20,000円前後が一つの目安で、「火葬料金+オプション+加算されうる費用」の合計で見ると納得しやすいです。合同火葬ならさらに抑えられますが、お骨は手元に戻らない点だけ先に知っておくと安心です。

この記事では、当メディア編集部が大手ペット火葬サービス各社の公式料金表(ペット葬儀110番・みんなのペット火葬・ペットマザーなど)を調査し、猫の火葬費用の内訳と相場としてまとめました。料金はすべて執筆時点(2026年7月)の各社公式サイト情報で、税込・税抜の表記は各社の公式表記に準じています。

猫の火葬費用は「3つの費用」の合計で見る

窓辺で静かに過ごす猫
写真はイメージです

「猫の火葬費用の相場は?」と調べると、5,000円台から6万円台まで幅広い金額が出てきて、かえって分かりにくく感じるかもしれません。金額に幅があるのは、費用が一つの料金ではなく、次の3つの合計で決まるためです。まずはこの内訳を分けて考えると、見積もりがぐっと読み解きやすくなります。

猫の火葬費用は火葬料金・オプション・加算されうる費用の3つの合計で見る
猫の火葬費用の内訳の見方(当メディア編集部作成)

いちばん大きいのは、火葬の形式と体重で決まる火葬料金です。そこに骨壺やお迎えなどのオプション、夜間対応や出張費といった条件で加算されうる費用が乗ることがあります。「総額はいくらか」だけでなく、この3つに分けて見積もりを確認すると、どこにお金がかかっているのかが見えて、安心して選べます。順番に見ていきましょう。

費用の中心|火葬形式と体重で決まる料金相場

花に囲まれたお別れの場
写真はイメージです

費用の中心となる火葬料金は、まず「形式」で大きく変わります。猫の火葬には主に3つの形式があり、費用は合同 < 個別一任 < 個別立会の順に高くなります。お骨が返ってくるかどうかも形式で決まるため、金額とあわせて確認しておきたいところです。

形式 費用相場(猫の目安) お骨の返却 こんな方に
合同火葬 8,500円〜20,000円前後 不可(他のご家族の子と一緒に火葬・埋葬) 費用を抑えたい、お骨は霊園で供養してもらいたい
個別一任火葬 18,000円〜30,000円前後 あり(火葬は業者に一任) お骨は残したいが、立ち会いはつらい
個別立会火葬 20,000円〜60,000円前後 あり(お見送り・お骨上げに立ち会える) 人の葬儀と同じように最期まで見送りたい

※上記は猫(体重の目安〜5kg程度)を各社公式料金から横断してまとめた執筆時点の目安です。上限側の金額は、都市部の固定斎場(霊園併設)での立会プランなどの料金にあたります。

次に効いてくるのが体重です。多くの業者が「2kg未満」「5kg未満」といった区分でスライド制の料金を設けています。一般的な猫は3〜5kg程度でこの体重帯に収まりますが、大柄な猫種や体格の大きい子は一段上の区分になり、料金が上がることがあります。愛猫のおおよその体重を伝えたうえで見積もりを取ると、金額のずれが起きにくくなります。

形式ごとの違い(棺に入れられるものや当日の流れなど)をさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

火葬料金以外にかかる追加費用の内訳

そっと重ねられた手と猫の前足
写真はイメージです

「火葬料金は相場どおりだったのに、当日思ったより高くなった」という声の多くは、火葬料金以外の費用を見落としていたことが原因です。プランに含まれているか、別料金かは業者によって異なります。おもな追加費用を整理しました。

項目 費用の目安 メモ
お迎え(ご遺体の引き取り) 0円〜数千円 プランに含む業者と、距離に応じて別料金の業者がある
骨壺・骨袋 0円〜1万円前後 個別プランは骨壺込みが多い。サイズやデザインで変動する場合も
棺・副葬品 希望者のみ数千円〜 段ボール棺・布貼り棺など。花などを添える場合の費用
合同火葬後の納骨・供養費 数千円程度の実例あり 火葬費と別に必要な業者・霊園がある
夜間・深夜の対応 業者・時間帯による 一定の時刻以降に加算する業者がある
対応エリア外への出張 業者・エリアによる 訪問火葬で対応エリアを外れる場合の出張費

逆にいえば、個別火葬のプランには骨壺やお迎えが最初から含まれていることも多く、「一式込み」で提示されているかどうかが総額を左右します。追加費用は「悪いもの」ではなく、必要なものを選ぶための項目です。見積もりの段階で内訳を分けて見ておけば、当日に慌てることはありません。

費用を無理なく抑える3つの考え方

やわらかな光の中の白い花
写真はイメージです

費用は抑えたい。でも「安さだけ」で選んで後悔したくない——多くの方が抱くお気持ちだと思います。無理なく費用を抑えるための考え方を、手順の形で整理しました。ご家族が納得できる範囲で、参考になさってください。

1お骨を残すかどうかを、先に家族で決める

費用を最も大きく左右するのは形式の選択です。合同火葬はお骨が返らない代わりに費用を抑えられ、個別火葬はお骨が手元に戻ります。「費用」と「お骨を残したいか」は切り離せないので、金額を比べる前に、ご家族の気持ちを先に整理しておくと迷いが減ります。

2必要なオプションだけを選ぶ

骨壺・棺・副葬品などは、希望する場合のみで構いません。すでに手元に用意できるものがあれば、その分を省くこともできます。反対に、後悔のないお見送りに必要だと感じるものは、無理に削らなくて大丈夫です。「削れる費用」と「削りたくない費用」を分けて考えるのがコツです。

3総額の見積もりを2〜3社で比べる

同じ「個別火葬」でも、訪問火葬か固定斎場か、含まれるものが何かで総額は変わります。時間に余裕があれば、体重と希望を伝えて2〜3社から総額の見積もりを取り、内訳ごとに比べると適正な金額が見えてきます。ただし、悲しみのなかで何社も比較するのは負担です。無理のない範囲で構いません。

なお、費用を最も抑えられる選択肢として、お住まいの自治体に依頼する方法もあります(次章)。ただし、費用と供養の形は表裏一体です。「安く」だけを優先すると、あとで「もっとちゃんと見送りたかった」という気持ちが残ることもあります。金額とお気持ちの両方を、そっと天秤にかけてみてください。

自治体(役所)に依頼する場合の費用と違い

窓辺で静かに過ごす人
写真はイメージです

お住まいの自治体でも、亡くなったペットの引き取りを行っています。費用は数千円ほどで、選択肢のなかでは最も安く抑えられます。一方で、民間のペット火葬とは考え方や対応が異なる点があり、そこを知らずに依頼すると「思っていたのと違った」となりやすい部分です。

項目 自治体 民間のペット火葬
費用の目安 無料〜10,000円ほど 8,500円〜60,000円ほど(形式による)
お骨の返却 返らないことが多い(合同での処理) 個別なら返骨あり
火葬の位置づけ 一般廃棄物としての処理となる自治体が多い 供養として個別に対応
受付時間 平日の窓口時間内が中心 24時間365日対応の業者もある

自治体では、多くの場合ほかのペットと一緒に処理されるためお骨は返ってきません。また、扱いは自治体によって差があります。「お骨を残して供養したい」という希望がある場合は民間のペット火葬を、「費用を最優先で抑えたい」という場合は自治体を、というように、ご家族の希望に沿って選ぶとよいでしょう。詳しい条件はお住まいの自治体の窓口で確認できます。

体重別・形式別のより詳しい費用相場(猫だけでなく犬や小動物も含む)は、こちらの記事で表にまとめています。

見積もりの見方と、相談できる窓口

小さな供養の場に灯るあかり
写真はイメージです

見積もりを受け取ったら、金額の大小だけでなく、次の3点を確認すると安心です。悲しみのなかで細かく確認するのは大変ですが、この一手間が、あとの後悔を防いでくれます。

  • 総額表示か、一式込みか——火葬料金・お迎え・骨壺などが含まれた総額なのか、別料金の項目があるのかを確認します。
  • 当日の追加の有無——「この金額のほかに、当日追加でかかる可能性がある費用はありますか?」と一言たずねておくと安心です。
  • 立ち会い・返骨の可否——お骨を残したい場合は、返骨があるか、立ち会えるかを事前に確かめます。

あわせて、残念ながらごく一部に実在する高額請求などのトラブルを避けるため、依頼先が実在する固定施設や所在地を公表しているか、返骨や立ち会いの可否を明示しているかも確認しておきましょう。とくに自宅まで来てくれる訪問火葬は便利な一方、こうした確認がより大切になります。業者選びの詳しいチェックポイントは、上でご紹介した猫の火葬の記事でも解説しています。

「どこに相談すればいいか分からない」「まず総額の見積もりだけ知りたい」という場合は、複数のペット火葬業者を案内している相談窓口を使うと、比較の手間を減らせます。以下は、全国対応でペット火葬の相談・見積もりができる窓口です。押し売りではなく、あくまで情報収集の一つとしてご活用ください。

\ 詳細・ご相談は公式サイトから /

ペット葬儀110番 公式サイトはこちら

猫の火葬について、料金の目安や対応可否を相談・見積もりできます。最新の料金・対応エリアは公式サイトでご確認ください。

供養の方法や、同じテーマの関連記事もあわせてご覧いただけます。

よくある質問

穏やかな表情でくつろぐ猫
写真はイメージです

Q猫の火葬でいちばん安いのはどの方法ですか?

A費用だけで見ると、自治体への依頼(数千円程度)が最も安く、民間では合同火葬(8,500円〜20,000円前後が目安・執筆時点)が抑えめです。ただし、いずれもお骨は基本的に返ってきません。お骨を手元に残したい場合は個別火葬になり、費用は上がります。「安さ」と「お骨を残すか」を一緒に考えて選ぶことをおすすめします。

Q見積もりより当日高くなることはありますか?

Aお迎えの距離、夜間・深夜対応、骨壺やオプションの追加などで、見積もり時より総額が上がることがあります。依頼前に「この金額に含まれるもの」と「当日追加の可能性がある費用」を確認しておくと、当日に慌てずにすみます。総額を明確に提示してくれる業者を選ぶと安心です。

Q大きい猫だと費用は高くなりますか?

A多くの業者が体重区分でのスライド制料金を採用しているため、体格の大きい猫や大柄な猫種は一段上の区分になり、料金が上がることがあります。見積もりの際におおよその体重を伝えておくと、金額のずれが起きにくくなります。

Q火葬の費用は事前に用意しておいたほうがよいですか?

A猫の看取りが近いと感じる時期であれば、形式ごとの費用の目安を知っておくと、いざというときに落ち着いて選べます。無理に準備を急ぐ必要はありませんが、相場を把握しておくこと自体が、後悔の少ないお見送りにつながります。

※本記事の料金は執筆時点(2026年7月)の各社公式サイト情報です。税込・税抜の表記は各社の公式表記に準じており、最新の料金・対応内容は各公式サイトでご確認ください。

まとめ|費用の内訳を知ることが、後悔しないお見送りの支えに

猫の火葬費用は、「火葬料金(形式×体重)」を中心に、「オプション」と「条件で加算されうる費用」を合わせた総額で決まります。お骨が返る個別火葬で20,000円前後が一つの目安ですが、合同火葬や自治体を選べばさらに抑えられます。大切なのは、金額の大小だけでなく、内訳を分けて見積もりを確認し、ご家族が納得できる形を選ぶことです。

費用を調べるのは、決して冷たいことではありません。むしろ、限られた時間のなかで愛猫を丁寧に見送るための、静かな準備の一つです。あなたと猫ちゃんの最期の時間が、穏やかで、あたたかなものになりますように。

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