安置・ご遺体のケア 死亡直後の対応

犬の死亡確認|呼吸・心拍・瞳孔の見かたと、迷うときの連絡先

いつもの寝床で、名前を呼んでも動かない。胸が上下しているようにも、していないようにも見える。——その前でどうしていいか分からなくなり、この記事にたどり着かれたのだと思います。手が震えていても、頭が真っ白でも、それはおかしなことではありません。長い時間をともに過ごした相手だからこそ、体が動かなくなってしまうのです。

この記事では、犬が本当に亡くなっているのかを確かめるときに見る点を、できるだけ静かに、必要なぶんだけご説明します。呼吸、心拍、体温、意識と瞳孔、そして硬直。ただし、はじめにお伝えしておきたいことがあります。これらは目安であって、飼い主さんが最終的な判断を下すためのものではありません。少しでも迷いが残るなら、どうか動物病院にご連絡ください。当メディア編集部が、獣医師監修の解説や環境省・自治体の公開情報を調べてまとめました。

飼い主さん
さっき見たら、もう動いていなくて…。息をしていないように見えるのですが、まだ温かい気もするんです。本当に亡くなったのか、自分では分かりません。
編集部
どうか、ご自分だけで結論を出そうとしないでくださいね。呼吸・心拍・体温・瞳孔の反応を静かに見ていただくと、状態の手がかりにはなります。けれど、発作やショックで一時的に反応が弱くなっていることもあります。少しでも迷うなら、かかりつけの動物病院か、夜間の救急動物病院にお電話してください。確かめること、そのあとにしてあげられることを、順にご説明しますね。

一言でいうと、呼吸・心拍・体温・意識と瞳孔の反応・硬直の5つを静かに確かめ、ひとつでも迷いが残るときは動物病院に連絡することが、いちばん確かな進め方です。亡くなっていることがはっきりしたあとは、体を拭き、目と口をそっと閉じ、涼しい場所に安置してあげるところから始めれば十分です。

犬の死亡確認|静かに確かめたい5つのこと

犬の死亡確認で見る5つのこと(呼吸・心拍・体温・意識と瞳孔・硬直)と、確認できたあとの安置の手順
犬の死亡確認で見る5つのことと、そのあとの安置の手順(当メディア編集部作成)

まず、確かめる順番についてです。獣医師監修の解説では、呼吸・脈拍・体温を確かめ、それらが認められた場合はすぐに獣医師に連絡して指示を仰ぐこと、認められなかった場合に意識と瞳孔を確認する、という順序が案内されています(出典:ペトリィ 小さな家族のセレモニー(獣医師 増田国充氏監修))。つまり、「生きているかもしれない手がかり」を先に探すのが、確認の考え方の基本です。

体に触れるのがつらいときは、無理をなさらなくて大丈夫です。ご家族がいらっしゃれば、代わりに見てもらってもかまいません。以下は、あくまで落ち着いて見られる範囲で確かめていただくためのものです。

1呼吸を見る

胸やおなか全体が、周期的に動いているかを静かに見ます。犬の呼吸数の目安は小型犬でおおよそ1分間に25回、大型犬で15回程度とされ、状態が非常に悪いときには1分間に数回まで落ちることもあると解説されています。動きがごくわずかな場合があるため、少し離れた位置から体の線を眺めるようにすると分かりやすくなります。

2心拍・脈に触れる

胸の中心あたりに手のひらをそっと当てると、心臓の拍動を感じられることがあります。脈は、後ろ足のつけ根(内側)を軽く指で押さえて確かめる方法が知られています。ただし、状態が悪いときには触れても分からないことがあるため、感じられないこと自体が確定を意味するわけではありません。

3体温を確かめる

犬の平熱は38〜39℃前後とされ、体に触れるとほんのり温かいのが通常です。前出の獣医師監修の解説では、室温前後まで体温が下がっている場合は仮死状態または亡くなっている可能性が高いとされています。逆に、まだ体温が残っているときは、亡くなって間もない場合と、そうでない場合の両方が考えられます。

4意識と瞳孔の反応を見る

名前を呼ぶ、体をやさしく触るなどして反応があるかを見ます。瞳孔については、ペンライトなどの光を当てて動きがあるかを確かめる方法が案内されていますが、これはほかの確認がすべて反応なしだった場合に行うものとされています。強くつねる・揺さぶるといった刺激は、弱っているだけの場合に負担になるため避けてください。

5硬直が始まっていないかを見る

亡くなってから数時間ほどで、顎の筋肉から前足、後ろ足の順に体が硬くなっていきます。すでに硬直が進んでいる場合は、亡くなっている可能性が高いと考えられます。ただし、硬直が「まだ始まっていない」ことは、生きている証拠にはなりません。

この5つを見ても、はっきりしないことは十分にあります。それは飼い主さんの見落としではなく、家庭でできる確認には限界があるということです。次の見出しで、その先の進め方をご説明します。

自分で断定しないでください|迷うときは動物病院へ

静かに寄り添いながら考える人の様子
写真はイメージです

この記事でいちばんお伝えしたいのは、ここです。飼い主さんが自分だけで「亡くなった」と決めてしまわないでください。見た目に反応がなくても、体が動かなくなっていても、それが最終的な状態とは限らない場合があるからです。

獣医師監修の解説では、てんかん発作や不整脈、ショックなどによって失神や仮死状態に陥っている場合が考えられ、そのときには蘇生の可能性が残ることが説明されています。そして蘇生は獣医療行為にあたるため、まず動物病院へ連絡することが案内されています(出典:ペトリィ 小さな家族のセレモニー(獣医師 増田国充氏監修))。呼吸も脈も分からない、けれど体はまだ温かい——そうした状態こそ、電話をしていただきたいときです。

動物病院に連絡したほうがよいとき

  • 呼吸や脈がわずかにでもあるように感じる
  • 体温がまだ残っている(触れて温かい)
  • 直前に発作・けいれん・ぐったりする様子があった
  • 持病があり、通院や投薬を続けていた
  • 何度確かめても、自分では判断がつかない

夜間や休診日で、かかりつけの病院につながらないこともあります。その場合は、お住まいの地域の夜間救急動物病院を検索して電話してみてください。電話口で状態を伝えるだけでも、来院したほうがよいのか、このまま静かに見守ってよいのかの目安を教えてもらえることがあります。電話で相談することに、遠慮はいりません

なお、家庭で心臓マッサージなどを試みることについては、体の構造や原因によって適否が変わるため、この記事では方法をご案内しません。まずは獣医師の指示を仰いでいただくのが、いちばん確かです。

亡くなっていたときに|安置までの手順

やわらかな光の差し込む静かな室内
写真はイメージです

亡くなっていることがはっきりしたら、その日のうちにしてあげたいのは安置だけです。火葬や葬儀をどうするかは、落ち着いてから決めて構いません。安置の目的は、姿をきれいに保つことと、飼い主さんが考える時間をつくることの両方にあります。

用意するものは、段ボール箱、ビニール袋、新聞紙、タオル、保冷剤(または袋に入れた氷)です。特別なものは必要ありません(参考:ペトリィ 小さな家族のセレモニー)。

1体をやさしく拭いてあげる

かたく絞ったタオルや湿らせた布で、体をそっと拭きます。ブラッシングで毛並みを整えてあげると、いつもの姿に近づきます。口や鼻から体液が出てくることがありますが、これは自然に起こることですので、ガーゼなどでそっと拭き取ってあげてください。

2目と口をそっと閉じ、姿勢を整える

硬直が始まる前であれば、指でやさしくまぶたを閉じ、四肢や背中を内側に丸めて、眠っているような姿勢にしてあげられます。無理な力はかけないでください。硬直が進んでからは動かしにくくなるため、この手順は早めのほうが整えやすくなります。

3箱に納め、保冷剤を当てる

体の大きさに合う段ボール箱にビニール袋と新聞紙を敷き、タオルを重ねて寝かせてあげます。保冷剤や氷は、傷みやすい頭とおなかを中心に置き、こまめに取り替えます。保冷剤は薄い布やタオルごしに当てると、結露で毛が濡れるのを防げます。

4冷暗所に安置する

直射日光が当たらず、風通しのよい涼しい場所を選びます。安置できる期間の目安は夏場で1〜2日、冬場で2〜3日程度とされていますが、室温や状態によって変わります。エアコンで室温を下げておくと、より安心です。

安置ができたら、あとは急ぐ必要はありません。お花や、いつも使っていたおもちゃをそっと添えてあげる時間も、大切なお別れの一部です。ご家族が遠方にいらっしゃる場合は、その方が来られるまで安置しておくこともできます。

犬以外の小さな家族を見送るときは、体の大きさによって安置のしかたが少し変わります。同じように直後の手順をまとめた記事もあります。

死後硬直と解硬|「動いた」「生き返った」と感じるとき

そっと手を添える様子
写真はイメージです

安置しているあいだに、体が動いたように見えて驚かれる方がいらっしゃいます。「もしかして、まだ生きているのでは」と感じるのは自然なことですが、多くの場合は死後硬直とその後の変化によるものです。

獣医師監修の解説では、亡くなってから数時間以内に顎の筋肉から前肢、後肢の順に硬直が進み、その状態が24時間ほど続いたあと、ゆるやかに解硬(かいこう=再び柔らかくなること)していくと説明されています。そして、硬直した筋肉が柔らかさを取り戻す過程で顔の表情筋が動いたり、皮膚の乾燥によってまぶたが動いたりすることがあり、これを「動いた」と受け取ってしまう場合があると解説されています(出典:ペトリィ 小さな家族のセレモニー(獣医師 増田国充氏監修))。

硬直や解硬が進む速さは、気温や体格によって差があります。夏場は早く、冬場はゆっくりになる傾向があるとされています。硬直が始まる前に姿勢を整えてあげると、そのあとのお別れが穏やかに進みます。時間の目安や、姿勢を整える手順については、こちらでくわしくまとめています。

ただし、体が動いたように見えたときに「本当に亡くなっているのか」ともう一度不安になったなら、そのときもやはり動物病院に電話して構いません。確かめてもらって安心できるのであれば、それは無駄なことではありません。

亡くなったあとの届出|死亡届・鑑札の返納・マイクロチップ

静かに手を合わせる場所のイメージ
写真はイメージです

犬の場合は、猫やほかの動物と違って、亡くなったあとに行政への手続きが必要になります。今日すぐでなくて構いませんが、忘れないうちに知っておいていただきたい内容です。

手続き 届出先 期限の目安 持ち物・必要なもの
犬の死亡届 お住まいの市区町村(保健所・保健福祉センター等) 亡くなってから30日以内 鑑札、狂犬病予防注射済票
マイクロチップの死亡等の届出 環境大臣の指定登録機関(公益社団法人日本獣医師会) 案内は自治体により「遅滞なく」「30日以内」など 登録証明書(識別番号・暗証記号)
ペット保険の解約 加入している保険会社 各社の規定による 証券番号など

まず、犬の死亡届についてです。大阪市の案内では、飼い犬が亡くなってから30日以内に各区保健福祉センターへ届け出ること、その際に鑑札および当該年度の注射済票を返却することが示されています。窓口のほか、郵送・電話・行政のオンラインシステムでも受け付けているとされています(出典:大阪市)。手続きの窓口名や受付方法は自治体によって異なるため、お住まいの市区町村のページをご確認ください。鑑札を紛失している場合も、その旨を伝えれば手続きは進められると案内されています。

次に、マイクロチップです。登録を受けた犬や猫が亡くなった場合にも届出が必要とされており、届出先は環境大臣が指定した指定登録機関(公益社団法人日本獣医師会)です(出典:横浜市)。手続きは環境省の「犬と猫のマイクロチップ情報登録」サイトからオンラインで行えるほか、用紙を取り寄せて郵送する方法も案内されています。お手元に登録証明書(識別番号と暗証記号が記載されたもの)をご用意ください。

届出のときに気をつけたいこと

  • 死亡届を出さないままだと、翌年以降も狂犬病予防注射の案内が届き続ける
  • マイクロチップの届出期限の表現は自治体の案内で幅があるため、早めに済ませておくと確実
  • 自治体によっては、環境省サイトで死亡の届出をすれば市区町村への届出が不要になる場合がある(大阪市など)
  • 登録証明書が見つからないときは、指定登録機関のコールセンターに相談できる

手続きの書類を前にすると、あらためて現実を感じてつらくなることがあります。期限まで少し時間はありますので、気持ちが落ち着いたときに、ご家族と一緒に進めていただければ十分です。

火葬・供養への進み方と、業者選びで確かめたいこと

そっと手向けられた白い花
写真はイメージです

安置ができたら、次に考えるのがお見送りの方法です。ここでは、どのような選択肢があるのかだけを先にお伝えします。それぞれの手順や費用は、落ち着いてから比べていただければ十分です。

形式 どんなお見送りか お骨の返却 こんな方に
合同火葬 ほかの子と一緒に火葬し、霊園の合同墓などに納める 基本的に不可 費用を抑えたい方・霊園にお任せしたい方
個別火葬(一任) その子だけで火葬し、業者にお骨上げを任せる 可能な場合が多い お骨を残したいが立ち会いは難しい方
立会個別火葬 その子だけで火葬し、家族が立ち会ってお骨上げをする 可能 最後まで見送りたい方
自治体に依頼する お住まいの市区町村の案内に沿って引き取ってもらう 自治体により異なる 費用を抑えたい方

費用は、火葬の形式と体重によって決まるのが一般的で、業者や地域によって幅があります。犬は体格差が大きいため、同じ形式でも金額が変わります。正確な金額は、体重を伝えたうえで見積もりを取って確認してください(執筆時点・2026年7月の一般的な情報です)。

依頼先を選ぶときに確かめておきたい点があります。ごく一部ではありますが、移動火葬車による高額請求や、ご遺体を適切に扱わない事案が報じられてきたためです。悲しみの最中に相見積もりを取るのは大変ですが、次の点を電話で聞いておくだけでも、行き違いを防ぎやすくなります。

依頼の前に確認したいこと

  • 固定の斎場や所在地がはっきりしているか(住所・電話番号が公式サイトに明記されているか)
  • 立ち会いができるか、家族が何名まで入れるか
  • 返骨があるか、お骨をどのように受け取れるか
  • 料金を事前に明細で提示してもらえるか(追加費用の有無も)
  • 当日のキャンセルや延期に対応してもらえるか

「どこに相談すればいいのか分からない」というときは、複数の業者を取り次いでくれる相談窓口を使う方法もあります。深夜や早朝でも状況を伝えられる窓口があると、ひとりで抱えずに済みます。

\ 詳細・ご相談は公式サイトから /

ペット葬儀110番 公式サイトはこちら

火葬の形式や費用の目安、立ち会いの可否などを相談できます。依頼の前に、立ち会いの可否・返骨の有無・費用の内訳を確認しておくと安心です。

お見送りのあとの流れ(お骨の受け取り、供養の方法、手続き)をひととおり知っておきたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

気持ちの整理|確かめたあとに、押し寄せるもの

寄り添う小さな家族のイメージ
写真はイメージです

死亡確認という言葉には、事務的な響きがあります。けれど実際にそれをするのは、その子をいちばん大切にしてきた人です。呼吸を探し、心臓に手を当て、名前を呼ぶ。その一つひとつが、どれほどつらい時間だったかと思います。

「もっと早く気づいていれば」「あのとき病院に連れていっていれば」と、ご自身を責めてしまう方は少なくありません。けれど、犬は不調を隠す動物だといわれます。最期の変化が静かに訪れることもあります。気づけなかったことは、愛情が足りなかったこととは別のものです。

悲しみの現れ方に、正しい形はありません。涙が止まらない方もいれば、手続きや片づけを淡々と進めてしまい、あとになって崩れる方もいます。どちらも自然なことです。眠れない・食べられない・日常生活に支障が出るといった状態が長く続くときは、どうかひとりで抱え込まず、周囲の方や専門の相談窓口を頼ってください。ペットロスの相談を受け付けている窓口や、同じ経験をした方が集まる場もあります。

写真を一枚飾る、いつもの散歩道を歩いてみる、手を合わせる時間をつくる。そうした小さなことが、少しずつ気持ちを支えてくれることがあります。急がなくて大丈夫です。

よくある質問

Q呼吸も脈も分かりませんが、体はまだ温かいです。どうすればいいですか?

Aまずは動物病院にお電話ください。体温が残っているということは、亡くなって間もない場合もあれば、発作やショックで一時的に反応が弱くなっている場合もあります。獣医師監修の解説でも、蘇生は獣医療行為にあたるため、仮死状態が疑われるときはまず動物病院へ連絡するよう案内されています。夜間であれば、地域の救急動物病院に電話するという方法もあります。ご自分だけで結論を出そうとしないでください。

Q亡くなったあと、すぐに動物病院へ連れていくべきですか?

A必ずしも受診が必要というわけではありませんが、判断に迷う場合や、死因をはっきりさせたい場合には相談する価値があります。持病の治療を受けていた場合、かかりつけの病院に連絡しておくと、今後の手続き(診療の終了や薬の返却など)についても案内してもらえることがあります。移動が難しいときは、電話での相談だけでも構いません。

Q硬直していた体が柔らかくなりました。生き返ったのでしょうか?

A死後硬直がゆるむ「解硬」という変化によるものと考えられます。獣医師監修の解説では、硬直はおおむね24時間ほど続いたあとにゆるみはじめ、その過程で顔の筋肉が動いたり、まぶたが動いたりして「動いた」と感じられることがあると説明されています。とはいえ、不安が残るのであれば動物病院に確認していただいて構いません。

Q犬が亡くなったら、必ず役所に届け出が必要ですか?

Aはい、犬の場合は必要です。大阪市の案内では、亡くなってから30日以内に各区保健福祉センターへ届け出て、鑑札と当該年度の注射済票を返却することが示されています。窓口名や受付方法(郵送・電話・オンライン)は自治体によって異なるため、お住まいの市区町村のページでご確認ください。あわせて、マイクロチップを登録している場合は、環境大臣の指定登録機関への死亡等の届出も必要です。

※本記事は一般的な情報の提供を目的としたもので、診断や治療の代わりになるものではありません。生死の判断を含め、気になる状態は動物病院にご相談ください。

※本記事の料金・制度・手続きに関する情報は、執筆時点(2026年7月)の各自治体・各機関・各社の公開情報にもとづくものです。期限や受付方法は自治体により異なるため、最新の情報は各窓口・各公式サイトでご確認ください。

まとめ|迷いが残るなら、それは動物病院に聞いていいことです

犬の死亡確認で静かに見るのは、呼吸・心拍・体温・意識と瞳孔の反応・硬直の5つです。けれど、これらはあくまで手がかりであって、飼い主さんが一人で結論を出すためのものではありません。ひとつでも迷いが残るなら、かかりつけの動物病院か夜間の救急動物病院に電話してください。それは大げさなことでも、迷惑なことでもありません。

亡くなっていることがはっきりしたあとは、体を拭き、目と口をそっと閉じ、姿勢を整えて涼しい場所に安置してあげるところまでで十分です。役所への死亡届と鑑札の返納、マイクロチップの届出は、気持ちが落ち着いてからで間に合います。火葬や供養の形も、急いで決める必要はありません。

最期の時間に、あなたがそばにいたこと。名前を呼び、手を当て、確かめようとしたこと。その一つひとつを、その子はきっと知っています。長いあいだ寄り添ってくれた大切な家族が、あたたかな光のなかで安らかに眠れますように。

-安置・ご遺体のケア, 死亡直後の対応
-