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ペットのお墓の種類と費用相場|自宅供養から霊園・樹木葬まで選び方を解説

長い時間をともに過ごした家族を見送ったあと、「このお骨をどこに、どんなかたちで納めてあげればいいのだろう」と、静かに手を止めてしまう方は少なくありません。ペットのお墓には、自宅の庭に土を返す方法から、霊園の個別墓や樹木葬、屋内の納骨堂、そしてそばに置いておける手元供養まで、いくつもの選択肢があります。それぞれに費用も、参りやすさも、気持ちのおさまり方も違います。この記事では、当メディア編集部が各サービスの公式情報や費用相場を調べ、ペットのお墓の種類と費用のめやすを、静かに一つずつ整理しました。どうか焦らず、ご家族に合うかたちをゆっくり探すための手がかりにしてください。

飼い主さん
火葬までは終えたのですが、お墓をどうすればいいのか分からなくて。種類が多くて、何から考えればいいのか……。
編集部
まずは「そばに置きたいか」「土に還したいか」という気持ちの向きから考えると、選択肢が整理しやすくなります。費用や参りやすさの目安も一緒にご案内しますので、比べながら選んでいきましょう。

一言でいうと、ペットのお墓は「自宅の庭・個別墓・合祀墓・樹木葬・納骨堂・手元供養」の大きく6つに分けられ、費用は0円台から30万円ほどまで幅があります。正解はひとつではなく、暮らしと気持ちに合うかたちを選ぶことが何より大切です。

ペットのお墓にはどんな種類がある?

ペットのお墓と一口に言っても、供養のかたちはさまざまです。大きく分けると、自宅で見守る方法(庭への埋葬・手元供養)と、霊園などの施設に納める方法(個別墓・合祀墓・樹木葬・納骨堂)があります。まずは全体像を、費用のめやすとあわせて俯瞰してみましょう。

ペットのお墓6種類(自宅の庭・個別墓・合祀墓・樹木葬・納骨堂・手元供養)と費用の目安の早見図
ペットのお墓の種類と費用のめやす(当メディア編集部作成)

どれが良い・悪いというものではありません。「毎日そばで手を合わせたい」のか、「静かな環境で土に還してあげたい」のか。ご家族の暮らし方や、これからの気持ちの整理の仕方によって、心が休まるかたちは変わります。ここからは、それぞれの特徴を一つずつ見ていきます。

自宅で見守る供養(庭への埋葬・手元供養)

「離れたくない」「いつもそばにいてほしい」という気持ちには、自宅で見守る供養が寄り添います。費用を抑えやすく、思い立ったときにいつでも手を合わせられるのが、静かな支えになります。

自宅の棚に置かれたペットの写真とお花、小さな供養スペース
写真はイメージです

自宅の庭に埋葬する

火葬後のお骨を、自宅の庭に埋めて土に還す方法です。法律や宗教のうえでは、自分の私有地であれば庭に埋葬しても問題ありません。ただし、公園などの公有地や他人の土地に埋めると軽犯罪法に触れるおそれがあり、マンションや借地・共有地も対象外です(出典:みんなのペット火葬)。

火葬後の遺骨であれば、深さは30cmほどが目安とされます。日当たり・風通し・水はけのよい場所を選び、雨で掘り返されないよう十分な深さを確保しましょう。埋める方角に決まりはなく、ご家族が心穏やかに手を合わせられる場所で構いません(出典:イオンのペット葬)。将来引っ越す可能性がある場合は、掘り返して移せるかどうかも、あらかじめ考えておくと安心です。

手元供養でそばに置く

お骨の一部やすべてを、ミニ骨壷や遺骨ペンダントなどに納めて、自宅に安置したり身につけたりする方法が手元供養です。ミニ骨壷は数千円〜1万円台、遺骨ペンダントは合金製の数千円から、金やプラチナを使ったものでは数十万円まで幅があります(出典:やさしいお葬式)。

近年は、粉骨したお骨をガラスの中に納める「小さなお墓」のような、部屋になじむデザインの手元供養品も増えています。お墓を建てなくても、暮らしのそばで静かに供養を続けられるのが、手元供養の大きな魅力です。骨壷のサイズや仏具の選び方については、あわせてこちらもご覧ください。

霊園・施設に納める供養(個別墓・合祀墓・樹木葬・納骨堂)

「きちんとした場所で眠らせてあげたい」「管理を任せたい」という思いには、ペット霊園などの施設に納める供養が向いています。専用の環境で供養してもらえる安心感があり、参りに行く習慣が心の区切りになる方もいます。

緑に囲まれた静かな霊園の風景
写真はイメージです

個別墓(専用の墓石を建てる)

ペット専用の墓石を建て、骨壷ごとにお骨を納める方法です。人のお墓と同じように、個別に手を合わせられます。費用相場はペット専用でおおむね10万円〜30万円が目安で、別途、年間管理費がかかる霊園もあります(出典:ペトリィ)。しっかり供養してあげたい方に選ばれています。

合祀墓(合同でともに眠る)

他のペットたちと同じ場所に一緒に納骨する方法で、合同墓・合同供養墓とも呼ばれます。個別の墓石は建てないため費用を抑えやすく、相場は5,000円〜3万円ほどです。管理を霊園に任せられる一方、一度合祀すると、あとからお骨を取り出すことは基本的にできません。この点だけは、納める前によく確認しておきたいところです。

樹木葬(樹木や花を墓標に)

墓石の代わりに樹木や花を墓標とし、土に還すかたちの供養です。ペット専用霊園の場合、永代使用料と永代供養料を合わせて5,000円〜10万円ほどが相場とされます(出典:ペトリィ)。自然に還してあげたい方や、明るい雰囲気の中で見送りたい方に向いています。個別区画にプレートを置いて個別に参れるタイプと、合同のタイプがあります。

納骨堂(屋内に安置する)

屋内の専用スペースにお骨を安置する方法です。天候を気にせずお参りでき、屋外のお墓のような管理の手間が少ないのが特徴です。ペット専用の場合、使用料は年あたり1万円〜5万円ほどが目安です(出典:ペトリィ)。駅近くにある施設も多く、暮らしの中で通いやすい供養のかたちです。

ペットのお墓の費用相場(種類別・早見)

ここまでの費用のめやすを、種類別にまとめました。同じ種類でも霊園や商品によって幅があり、年間管理費が別途かかる場合もあります。金額は執筆時点(2026年7月)の各社公式サイト・専門サイトの情報をもとにした目安として、参考にしてください。

お墓の費用について静かに考える飼い主の様子
写真はイメージです
種類 費用相場(税込・目安) お骨の取り出し こんな方に
自宅の庭に埋葬 0円〜数千円 可(掘り返して移せる) 私有地があり、そばで見守りたい
手元供養 数千円〜数十万円 可(手元に残る) いつも身近に感じていたい
個別墓 10万円〜30万円 可(個別に納骨) 専用の墓石でしっかり供養したい
合祀墓(合同) 5,000円〜3万円 不可 費用を抑え、管理を任せたい
樹木葬 5,000円〜10万円 タイプによる 自然に還してあげたい
納骨堂 年1万円〜5万円 可(区画に安置) 天候を気にせず通いたい

火葬から供養までにかかる費用の全体像は、こちらの記事でも詳しくまとめています。あわせてご覧ください。

後悔しないお墓の選び方・進め方

選択肢が多いぶん、どこから決めればよいか迷いがちです。次の順番で考えていくと、ご家族に合うかたちが見えてきます。焦らず、一つずつで大丈夫です。

お供えの花をそっと手に持つ様子
写真はイメージです

1「そばに置きたいか・土に還したいか」の気持ちを確かめる

まずはご家族の気持ちの向きを確かめます。いつも近くで見守りたいなら手元供養や庭への埋葬、静かな環境で眠らせたいなら霊園や樹木葬、というように選択肢が絞られていきます。

2お参りのしやすさと管理の負担を考える

これから先、無理なく通える場所か、掃除や管理の手間を続けられるかを考えます。屋内の納骨堂は天候に左右されず、合祀墓は管理を任せられます。将来の暮らしの変化も見据えて選びましょう。

3費用の総額と、あとから取り出せるかを確認する

使用料だけでなく、年間管理費など継続してかかる費用も含めて確認します。とくに合祀は、一度納めるとお骨を取り出せないことが多いため、他の子と一緒でよいかを納得したうえで選ぶことが大切です。

4霊園なら実在・見学の可否を確認する

霊園や納骨堂を利用する場合は、固定の施設が実在するか、見学や下見ができるかを確認しましょう。運営会社や供養の方法、管理体制がはっきりしているところを選ぶと安心です。

お墓は「必ずすぐに決めなければならない」ものではありません。しばらく手元にお骨を置いて、気持ちが落ち着いてから納め先を決めるご家族も多くいます。急いで決めず、心が納得できるまで待って構いません

ペットと人が一緒に入れるお墓はある?

「最期まで一緒にいたい」という願いから、人とペットが一緒に眠れるお墓を探す方も増えています。近年は、家族の一員としてペットと同じ区画に入れる霊園や樹木葬も登場しています。

故人とペットをともに偲ぶメモリアルスペース
写真はイメージです

ただし、すべての墓地や霊園でペットの同葬が認められているわけではなく、寺院や墓地によっては受け入れていない場合もあります。これは慣習や管理上の考え方によるもので、良し悪しの問題ではありません。希望する場合は、必ず事前に受け入れの可否を確認することが大切です。人とペットが一緒に入れるお墓の種類や費用相場、探し方については、別の記事で詳しく整理しています。

公式サイト・ご相談先

「まずはそばに置ける供養から考えたい」という方に向けて、部屋になじむ手元供養のサービスを一つご紹介します。掲載は、運営会社が確認でき、実在するサービスに限っています。ご検討の際は、内容や料金を公式サイトでよくご確認ください。

小さなお墓KOBO(KOBO PET)

部屋になじむ手元供養品を置いた自宅の供養スペースのイメージ
写真はイメージです

粉骨したお骨を、ガラス作家が手がけた手のひらサイズのガラスの中にそっと納める、自宅用の手元供養品です。運営は株式会社エリーズカンパニー。お墓を建てなくても、お部屋になじむデザインで静かにそばに置けるのが特徴です。ペット向けの「KOBO PET」も用意されており、粉骨サービスとあわせて依頼できます。

小さなお墓KOBOの基本情報

タイプ ガラス製の手元供養品(自宅用)
対象 ペット・人
サービス 粉骨・海洋散骨・永代供養も対応
運営 株式会社エリーズカンパニー
料金 公式サイトでご確認ください(執筆時点)

小さなお墓KOBOの口コミ・評判

💬

Web上では「お墓を持たなくても供養できて気持ちが軽くなった」「部屋になじむデザインでいつもそばに感じられる」といった声が見られます(傾向の要約であり、感じ方には個人差があります)。

\ 詳細・ご相談は公式サイトから /

小さなお墓KOBO 公式サイトはこちら

最新の内容・料金は公式サイトでご確認ください

よくある質問

Qペットのお墓は必ず作らないといけませんか?

A決まりはありません。お墓を建てず、手元供養や自宅の庭での供養を選ぶご家族も多くいます。大切なのは、ご家族が心穏やかに手を合わせられるかたちを選ぶことです。焦って決める必要はありません。

Qお骨を自宅にずっと置いておいても大丈夫ですか?

A問題ありません。人の遺骨と違い、ペットのお骨を自宅に安置し続けることに法的な制約はありません。気持ちが落ち着いてから納め先を考える方も多く、しばらく手元に置いておいて構いません。

Q一番費用を抑えられる供養はどれですか?

A私有地の庭への埋葬(0円〜数千円)や、他の子とともに眠る合祀墓(5,000円〜3万円)が、費用を抑えやすい方法です。ただし合祀はあとからお骨を取り出せないことが多いため、内容を納得したうえで選びましょう。

Q途中でお墓のかたちを変えることはできますか?

A手元供養や個別墓、庭への埋葬など、お骨を取り出せる方法であれば、あとから別のかたちに移すことも可能です。一方、合祀墓は取り出せないことが多いため、変更の可能性があるうちは個別の方法を選んでおくと安心です。

※本記事の料金は執筆時点(2026年7月)の各社公式サイト・専門サイトの情報をもとにした目安です。最新は各公式サイトでご確認ください。

まとめ

ペットのお墓には、自宅の庭への埋葬や手元供養から、霊園の個別墓・合祀墓・樹木葬・納骨堂まで、いくつものかたちがあります。費用は0円台から30万円ほどまで幅があり、参りやすさや、あとからお骨を取り出せるかどうかも、それぞれ異なります。まずは「そばに置きたいか、土に還したいか」という気持ちの向きから、ゆっくり考えてみてください。お墓を急いで決める必要はありません。手元にお骨を置いたまま、心が落ち着くのを待っても大丈夫です。ご家族にとって、いちばん穏やかに手を合わせられるかたちが見つかりますように。

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