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犬の火葬費用はいくら?体重別・形式別の料金相場と追加費用・業者の選び方

大切な愛犬が旅立つとき、あるいはその日が近いと感じたとき、「火葬にいくらかかるのだろう」と調べているのは、けっして冷たいことではありません。落ち着いてお別れの支度をするために、費用の見通しを持っておくことは、かえって心をひとつ軽くしてくれます。とはいえ、犬の火葬費用は体重や火葬の形式によって幅があり、業者ごとの料金の書き方もさまざまで、比べにくいのが実情です。この記事では、犬の火葬費用を体重別(超小型〜大型)×火葬形式別(合同・個別一任・立会個別・訪問)でできるだけ整理し、追加でかかりやすい費用や、自治体火葬との違い、そして注意したい高額請求のことまで、当メディア編集部が公式サイトや複数の調査サイトを調べてまとめました。数字はあくまで執筆時点の目安として、静かにご覧いただければと思います。

飼い主さん
先日、うちの子が高齢になってきて…。犬の火葬って、体の大きさで料金がだいぶ変わると聞きました。どのくらいを見ておけばいいのでしょうか。
編集部
はい、火葬費用は「体重」と「火葬の形式」の掛け合わせでおおよそ決まります。超小型犬なら1万円前後から、大型犬だと5万円を超えることもあります。まずは全体の目安を一緒に見ていきましょう。数字に振り回されず、ご家族の希望に合う形を選べるようにご案内します。

一言でいうと、犬の火葬費用は「体重」×「火葬形式(合同・個別一任・立会個別・訪問)」で決まり、超小型犬の合同火葬なら9,000円前後から、大型犬の立会個別火葬では50,000円以上が目安です。返骨を希望するなら合同火葬ではなく個別火葬を選ぶ、という点だけ先に押さえておくと、料金表が読みやすくなります。

犬の火葬費用が決まる仕組み|「体重」×「火葬形式」で考える

犬の火葬費用は、多くの業者で「体重(サイズ)」と「火葬形式」の組み合わせで設定されています。まずこの2つの軸を知っておくと、どの料金表を見ても迷いにくくなります。

高齢の犬に寄り添う飼い主のイメージ
写真はイメージです

体重(サイズ)による区分

犬の場合、火葬炉の大きさや燃焼にかかる時間・燃料が体重に応じて変わるため、体重が重いほど費用は上がる傾向があります。区分は業者ごとに異なりますが、おおむね次のように分けられていることが多いです。

  • 超小型犬(〜3kg前後):チワワ、トイプードルなど
  • 小型犬(3〜5kg前後):ミニチュアダックス、ヨークシャーテリアなど
  • 中型犬(5〜15kg前後):柴犬、ビーグルなど
  • 大型犬(15kg以上):ラブラドール、ゴールデンレトリバーなど

体重の測り方や「◯kgまで」の刻みは業者によって差があります。25kgや40kgを超える超大型犬は、対応できる火葬炉が限られ、別途見積もりになることがあります。

火葬形式による区分

もうひとつの軸が火葬形式です。大きく分けて、次の4つがあります。返骨(お骨を返してもらうこと)を希望するかどうかで、選べる形式が変わります。

  • 合同火葬:ほかのペットと一緒に火葬する。多くの場合、返骨は不可で、提携霊園などで合祀(ごうし)される。最も費用を抑えやすい。
  • 個別火葬(一任):その子だけを個別に火葬。立ち会いはせず、火葬後にお骨を返してもらう。合同より費用は上がる。
  • 立会個別火葬:家族が火葬に立ち会い、収骨(お骨上げ)まで行う。人の火葬に近い形で、費用は最も高くなる傾向。
  • 訪問火葬(移動火葬車):火葬設備を積んだ車が自宅などへ来て火葬する。合同・個別の両方があり、外出が難しい場合に選ばれる。

犬の葬儀全体の流れ(安置・お別れ・供養まで)を知りたい方は、あわせて次の記事もご覧ください。

体重別×火葬形式別の犬の火葬費用の目安(税込・執筆時点)

ここでは、当メディア編集部が複数の調査サイト・葬儀社の公開情報をもとに整理した、犬の火葬費用の目安をご紹介します。業者ごとに料金設定は大きく異なるため、あくまで「おおよその幅」としてご覧ください。正確な金額は、必ず依頼先の公式サイトや見積もりでご確認ください。

犬の火葬費用を体重別・火葬形式別に示した目安の図解
体重別・火葬形式別の犬の火葬費用の目安(当メディア編集部作成)

体重別・火葬形式別の費用早見表

体重の目安 合同火葬 個別火葬(一任) 立会個別火葬 お骨の返却
超小型〜小型犬(〜5kg) 9,000円〜 15,000円〜 18,000円〜 合同は不可/個別は可
中型犬(5〜15kg) 19,000円〜 23,000円〜 28,000円〜 合同は不可/個別は可
大型犬(15kg以上) 30,000円〜 40,000円〜 50,000円〜 合同は不可/個別は可

※上記はsorae.life・イオンのペット葬・大森ペット霊堂などの公開情報をもとにした執筆時点(2026年7月)の目安です。25kg・40kgを超える超大型犬は炉の都合で別途見積もりとなり、70,000円以上になる例もあります。

訪問火葬(移動火葬車)の費用の目安

火葬車が自宅付近まで来る訪問火葬は、火葬場への移動が不要な一方で出張という性質があり、料金は業者差が大きい形式です。相談窓口の一例として、ペット葬儀110番の公式情報では、合同火葬プランが8,500円(税込)から、個別火葬プランが15,400円(税込)から、立会(お別れ)プランが17,600円(税込)からと案内されています(執筆時点)。訪問火葬でも、返骨を希望する場合は個別プランを選ぶ点は固定施設と同じです。

猫の火葬の費用や流れも近い考え方で整理できます。多頭飼いの方などは、あわせて次もご参照ください。

基本料金以外にかかりやすい追加費用

「表示価格は安かったのに、最終的な支払いが高くなった」という声は、追加費用への見落としから生まれがちです。契約前に、次のような項目が基本料金に含まれるかを確認しておくと安心です。

お別れに供える花のイメージ
写真はイメージです
  • 時間外・深夜料金:早朝・夜間・深夜の対応に割増がかかる場合があります。旅立ちの時間は選べないため、24時間対応かどうかと合わせて確認を。
  • 出張費・距離料金:訪問火葬や、お迎え(引き取り)がある場合、対応エリア外だと距離に応じた追加費用が発生することがあります。
  • 骨壷・骨袋・カバー:基本プランに含まれる場合と、サイズや素材で別料金になる場合があります。大型犬は骨壷も大きくなります。
  • 返骨・分骨の対応:返骨の有無、分骨(お骨を分けること)の可否や手数料も、事前に確認したい項目です。
  • 供養・オプション:メモリアルグッズ、後日の合同供養、霊園への納骨などは別料金となることが一般的です。

「総額でいくらになるか」を最初に確認しておくことが、安心してお別れするための一番の近道です。体重の申告で料金区分が変わるため、正確な体重を伝えることも大切です。より詳しい費用相場や追加費用の内訳は、次の記事でも解説しています。

自治体(行政)の火葬という選択肢|費用と、知っておきたい注意点

民間の葬儀社のほかに、お住まいの自治体(市区町村)に火葬を依頼する方法もあります。費用を抑えたい場合の選択肢ですが、供養の内容が民間とは異なる点を理解したうえで選ぶことが大切です。

ペットの供養スペースのイメージ
写真はイメージです

自治体での引き取り・火葬の費用は、無料〜数千円程度と、民間に比べて安価なことが多いです(金額や扱いは自治体によって大きく異なるため、必ずお住まいの役所・清掃事務所などにご確認ください)。ただし、多くの自治体では次のような制約があります。

自治体火葬のメリット
  • 費用を大きく抑えられることが多い
  • お住まいの窓口で手続きが完結する
自治体火葬のデメリット
  • 合同火葬が基本で、返骨(お骨のお返し)ができないことが多い
  • 立ち会いや収骨ができない場合が多い
  • 「廃棄物」として扱う自治体もあり、お別れの形が民間と異なる
  • 骨壷や供養のオプションは基本的にない

「お骨を手元に残したい」「きちんとお見送りをしたい」という希望がある場合は、自治体火葬では叶わないことが多いため、個別火葬に対応した民間の業者を選ぶことになります。費用の安さだけでなく、返骨や立ち会いといった「お別れの形」も含めて比べることが大切です。

後悔しない業者の選び方と、高額請求への備え

残念ながら、ペット火葬の業界では、移動火葬車による不法投棄や、その場での高額請求といったトラブルが実際に報じられてきました。悲しみの渦中は冷静な判断が難しいものですが、次のポイントを事前に知っておくだけでも、心ない業者を避けやすくなります。

犬の足に手を添える飼い主のイメージ
写真はイメージです

1固定施設・所在地が確認できるか

実在する火葬場や事務所の住所が公式サイトに明記され、地図で確認できるかを見ます。移動火葬車のみで、拠点の所在地がはっきりしない業者は慎重に検討しましょう。

2立ち会いの可否・返骨の有無が明記されているか

立会個別火葬ができるか、お骨をきちんと返してもらえるか(返骨の有無)が事前に説明されているかを確認します。ここが曖昧な業者は避けるのが無難です。

3料金が「総額」で提示されるか

体重区分・追加費用を含めた総額が、依頼前に書面や見積もりで示されるかを確認します。「現地で説明します」とだけ言い、火葬直前に高額を請求する手口には注意が必要です。

4運営会社・実績・口コミが確認できるか

運営会社の情報や、Web上の評判が確認できるかを見ます。上場企業が運営する相談窓口を通す方法もあります。

「立ち会いの可否」「返骨の有無」「固定施設・所在地」の3点を事前に確認するだけで、悪質な業者を避けやすくなります。どこに相談すればよいか分からないときは、火葬社を紹介・仲介してくれる相談窓口を利用するのもひとつの方法です。以下は、24時間対応で全国のペット火葬を案内している相談窓口の一例です。料金や対応内容は必ず公式サイトでご確認ください。

\ 詳細・ご相談は公式サイトから /

ペット葬儀110番 公式サイトはこちら

火葬形式や費用の相談、深夜・早朝の対応について、まずは相談してみたい方向けの窓口です。合同・個別・立会の各プランや料金の目安は公式サイトでご確認ください。

よくある質問

Q犬の火葬でいちばん安いのはどの方法ですか?

A一般的には、ほかのペットと一緒に火葬する「合同火葬」が最も費用を抑えやすい形式です。超小型〜小型犬なら9,000円前後から、という目安です(執筆時点・業者により異なります)。ただし合同火葬は返骨ができないことが多いため、お骨を残したい場合は個別火葬を選ぶ必要があります。自治体の火葬はさらに安価なこともありますが、返骨や立ち会いができない場合が多い点にご注意ください。

Qお骨を返してもらうにはどの形式を選べばいいですか?

A返骨を希望する場合は、その子だけを火葬する「個別火葬(一任)」または「立会個別火葬」を選びます。合同火葬は他のペットと一緒に火葬するため、返骨は基本的にできません。訪問火葬でも、個別プランであれば返骨に対応していることが一般的です。契約前に「返骨の有無」を必ず確認しましょう。

Q表示価格より高くなることはありますか?

Aあります。時間外・深夜料金、出張費・距離料金、骨壷やオプションなどが基本料金に含まれていない場合、総額が上がることがあります。契約前に「最終的な総額はいくらか」「追加費用は何があるか」を確認しておくと安心です。火葬直前に高額を請求してくる業者もあると報じられているため、総額を書面で示してくれるかどうかを判断材料にしてください。

Qどこに相談すればいいか分かりません。

Aまずはお住まいの地域で、固定施設・所在地が確認できる火葬社を探すのが基本です。自分で探すのが難しいときは、全国の火葬社を紹介・仲介してくれる相談窓口を利用する方法もあります。24時間対応の窓口もあるため、深夜や早朝に旅立った場合でも相談できます。いずれの場合も、立ち会いの可否・返骨の有無・総額を確認してから依頼しましょう。

※本記事の料金は執筆時点(2026年7月)の各社公式サイト・調査サイトの情報をもとにした目安です。体重区分や料金設定は業者によって異なります。最新かつ正確な料金は、各公式サイトや見積もりでご確認ください。

まとめ

犬の火葬費用は、「体重」と「火葬形式(合同・個別一任・立会個別・訪問)」の組み合わせでおおよそ決まります。超小型犬の合同火葬なら9,000円前後から、大型犬の立会個別火葬では50,000円以上が目安です。返骨を希望するなら個別火葬を、費用を抑えたいなら合同火葬や自治体火葬を、というように、ご家族の希望に合わせて選択肢を整理してみてください。そのうえで、時間外・出張・骨壷などの追加費用を含めた「総額」を事前に確認し、立ち会いの可否・返骨の有無・固定施設の所在地がはっきりしている業者を選べば、安心してお別れの時間を過ごせます。

大切な家族との最期の時間が、費用の不安に妨げられることなく、穏やかで温かなものになりますように。

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