ロフトに上がらなくなった、部屋んぽの途中で腰がすとんと落ちる、トイレの縁をまたげずに手前で用を足してしまう——高齢のうさぎと暮らしていると、後ろ足の変化はある日突然ではなく、少しずつ姿を見せることが多いものです。「年だから仕方がない」と思う一方で、痛いのではないか、何か見落としているのではないかと、胸の奥がざわつく日が続きます。
後ろ足の力が落ちる背景は、ひとつではありません。関節や背骨の変化、神経に関わる病気、足裏の痛み、筋力の低下、そしてけが——外から見える様子が似ていても、その理由はまったく違うことがあります。だからこそ、家庭でできるのは「よく見ること」と「動きやすい環境に整えること」までで、どれにあたるかを見きわめるのは動物病院の役割です。
この記事では、編集部が英国の動物福祉団体RSPCA・うさぎ福祉協会(RWAF)、アニコム損保「うさぎとの暮らし大百科」、うさぎを診療する国内の動物病院が公開している情報を調べ、後ろ足に現れる変化のサイン、背景として挙げられるもの、うさぎ特有の骨の弱さと抱き方の注意、住まいの整え方、お尻まわりの手入れ、そして病院の探し方の順に整理しました。


一言でいうと、高齢うさぎの後ろ足が弱る背景には関節・背骨の変化、神経に関わる病気、足裏の痛み、筋力の低下、けがなどが挙げられており、見た目だけで区別するのは難しいとされています。家庭では段差と滑りをなくし、お尻まわりを清潔に保ちながら、うさぎを診療できる動物病院に相談するのが基本の流れです。
高齢うさぎの後ろ足に現れる変化のサイン

アニコム損保「うさぎとの暮らし大百科」の解説では、うさぎは3〜5歳の中年期を過ぎたころから活動量が落ちはじめ、6〜7歳ごろから高齢期に入るとされています。そのころから、筋力の低下や関節の痛みによってジャンプがつらくなったり、わずかな段差につまずいたりする様子が見られるようになると紹介されています。
後ろ足の変化は、次のような形で日常に現れます。どれも「できなくなった」だけでなく「やらなくなった」という形をとるため、見過ごされやすいところです。
- ロフトや二段ケージの上段に上がらなくなった
- ソファやベッドに飛び乗らなくなった
- 走ったあとに腰が落ちる、後ろ足が横に流れる
- トイレの縁をまたげず、手前で排泄してしまう
- 座っている時間が長く、後ろ足を投げ出す姿勢が増えた
- 後ろ足を引きずる、片方だけかばって歩く
- お尻まわりが汚れるようになった
気をつけたいのは、うさぎが痛みを表に出しにくい動物だという点です。RWAF(英国のうさぎ福祉協会)は、関節炎や脊椎症はうさぎで非常に多く見られる一方、「年をとって動きが鈍くなっただけ」と受け取られて見過ごされやすいと指摘しています。動きが減ったことそのものが、痛みのサインであることがあるという視点は、覚えておいていただきたいところです。
変化に気づいたら、日付とともに短くメモを残してください。「先週から上段に上がらない」「今朝は右後ろ足をかばっていた」という一行が、診察室では大切な情報になります。
高齢うさぎの後ろ足が弱る背景として挙げられるもの

ここから挙げるものは、いずれも「後ろ足が弱った高齢うさぎで背景として挙げられることがある」というものであって、うちの子がこれだと決めるためのものではありません。複数が重なっていることもあります。読み進める際は、原因を特定するためではなく、動物病院で何を相談すればよいかを知るためと考えていただければと思います。
関節・背骨の変化(変形性関節症・変形性脊椎症)
RWAFは、うさぎの関節炎(変形性関節症)と脊椎症について、ペットのうさぎでは非常に多い一方で診断されないままになりやすいと説明しており、骨や関節の状態はレントゲン検査で評価できるとしています。ゆっくりと数か月かけて動きが減っていく高齢うさぎでは、まず候補に挙がりやすい背景のひとつだと紹介されています。
痛みの管理は獣医師が体の状態を診たうえで判断するもので、家庭で市販の鎮痛薬を与えることは絶対に避けてください。RWAFは同時に、体重管理が関節への負担を左右する重要な要素であるとも述べています。
脊椎や神経に関わるもの
背骨の変化が神経の通り道に影響することもあります。うさぎの後躯麻痺を解説するちゅら動物病院(札幌市北区)は、後ろ足が立たなくなる事故の多くは腰椎の骨折であるとしたうえで、まれに背骨の腫瘍が神経障害を引き起こすこともあると説明しています。同院では、レントゲン検査・血液検査・CT検査・MRI検査などが用いられると紹介されています。
エンセファリトゾーン症
エンセファリトゾーン症は、エンセファリトゾーン・クニクリという原虫による病気です。アニコム損保「うさぎとの暮らし大百科」(獣医師・中道瑞葉氏監修)では、約8割のうさぎに感染歴があるとされる一方で、そのほとんどは症状の出ない不顕性感染であり、免疫力が落ちたときに発症する日和見感染症と考えられていると解説されています。症状としては斜頸(首の傾き)、眼振、歩行困難、ローリングなどの神経症状が挙げられ、確定診断は難しく、抗体検査の結果や症状から推測して治療を進めることが多いとされています。
ソアホック(足底皮膚炎)による痛み
足裏が痛ければ、うさぎは踏ん張ることも動くこともためらいます。行徳どうぶつ病院(千葉県市川市)は、うさぎの足裏には肉球がなく皮膚が薄いため、硬い床の上で慢性的な負荷がかかると血流の低下や摩擦から組織の炎症が起きると説明し、運動不足・肥満・関節疾患・神経疾患などがリスクになるとしています。進行すると脱毛から皮膚の硬化・発赤、傷や出血へと進み、さらに深部に及ぶこともあると紹介されています。
高齢期に起こりやすいのは、要因が重なりやすいためです。アニコム損保の解説では、高齢になると毛づくろいの回数が減り、飼い主による手入れが必要になると紹介されています。同時に運動量が落ちて同じ場所にじっとする時間が長くなり、体重が増えれば足裏への負担も増えます。ひとつひとつは小さな変化でも、足裏の環境としては重なって効いてきます。
肥満・運動不足による筋力の低下
動きにくい→動かない→筋力が落ちてさらに動きにくい、という循環は、高齢うさぎでいちばん起こりやすい流れかもしれません。武蔵小杉の池田動物病院は、うさぎの肥満が足底皮膚炎や胃腸うっ滞などさまざまな病気のリスクを高めると案内しています。体重は関節への負担にも足裏への負担にも関わるため、後ろ足の話をするときは必ず一緒に見ておきたい項目です。
ただし、後ろ足が弱ってきた子の減量を自己流で始めるのはおすすめできません。食事量を絞ることで別の不調につながることもあります。体重の記録を持って、健診の際に相談してください。
| 背景として挙げられるもの | 現れ方の傾向として紹介されること | 動物病院で用いられる確認の例 |
|---|---|---|
| 変形性関節症・変形性脊椎症 | 数週間〜数か月かけて少しずつ動きが減る | 身体検査、レントゲン検査 |
| 脊椎の骨折・損傷 | ある日を境に急に立てなくなる | レントゲン検査、CT・MRI検査 |
| エンセファリトゾーン症 | 斜頸や眼振など、神経の症状をともなうことがある | 身体検査、抗体検査 |
| ソアホック(足底皮膚炎) | 足裏の脱毛・発赤があり、動くのを嫌がる | 足裏を含む身体検査 |
| 肥満・運動不足による筋力低下 | 体重が増え、動く時間が減っていく | 体重測定、身体検査 |
この表はあくまで、各機関・動物病院が公開している解説を並べて整理したものです。実際にはこれらが重なることも、まったく別の理由が見つかることもあります。当てはめて安心したり不安になったりせず、相談の材料としてお使いください。
うさぎの骨は折れやすい——抱き方と暴れたときのリスク

後ろ足の話をするうえで、どうしても先にお伝えしておきたいことがあります。うさぎは骨がとても折れやすく、抱っこや保定のときに骨折・脊椎の損傷が起きることがあるという点です。
日本動物医療センターのコラムによれば、体重に対して骨が占める割合は、人間が18%、犬が14%、猫が13%であるのに対し、うさぎは7%しかないとされています。一方で後ろ足の筋肉は強く発達しているため、自分自身のキックの力で骨が耐えられなくなることがあります。同コラムでは、うさぎで骨折が多い部位として脊椎(とくに胸椎の終わり〜腰椎)、後肢(脛腓骨・大腿骨)、前腕(橈尺骨)が挙げられ、脊椎の骨折では下半身の麻痺や排尿障害が起こると説明されています。
きっかけとして挙げられているのは、高い場所からの落下や着地の失敗、人に踏まれる・蹴られてしまう事故、ケージやドアに挟まる・すのこに足を引っかける、そして抱っこを嫌がって暴れる、跳ねようとしたところを上から押さえつけてしまうといった場面です。ちゅら動物病院も、爪切りのときの激しいキックや驚いたときの突発的な動作が腰椎骨折につながると説明しています。
抱き上げるときに気をつけたいこと
- 床に近い高さで抱き上げ、落下しても距離が出ないようにする
- 後ろ足とお尻を必ず下から支え、体が空中でぶら下がる姿勢にしない
- 暴れはじめたら力で押さえつけず、すぐに低い位置へ静かに下ろす
- 爪切りや投薬は、うさぎが跳ねられない体勢と滑らない足元で行う
- そもそも抱き上げる回数を減らせないか、動線から考え直す
ちゅら動物病院は予防として、日ごろから抱っこや人との触れ合いに慣らしておくこと、床にカーペットなどを敷いて滑らないようにすることを挙げています。日本動物医療センターも、正しい抱き方を身につけること、高い場所に放置しないこと、ケージ内の段差をなるべくなくすことを予防として紹介しています。後ろ足が弱ってきた子ほど、抱き上げられたときにバランスを崩しやすくなります。慣れているつもりの抱っここそ、いま一度見直しておきたいところです。
急に立てない・麻痺のように見えるときにすること

後ろ足が急に動かなくなったとき、飼い主さんが最初にすべきことは、原因を考えることではありません。これ以上動かさないことと、できるだけ早く動物病院に連絡することです。脊椎に問題が起きている可能性があるとき、抱き上げたり体勢を変えたりすることが状態に影響することがあります。
1体をむやみに動かさない
痛がる部位を触ったり、立たせようとしたり、動くかどうかを試したりしないでください。うさぎが自分で選んだ姿勢のまま、静かにしておきます。
2キャリーを床に置き、そっと移す
抱き上げて運ぶのではなく、キャリーを横向きにして床に置き、体を持ち上げずに滑らせるようにして入れる方法が負担を減らします。中には滑らないタオルを敷き、体が転がらないように隙間を埋めます。
3動物病院に電話で状況を伝える
移動の前に電話をして、うさぎであること、いつから、どのような状態かを伝えます。うさぎの診療に対応しているか、すぐに診てもらえるかを確認してから向かうほうが、二度手間になりません。
4室温と静けさを保って移動する
移動中はキャリーに布をかけて視界を落ち着かせ、車内の温度に気を配ります。うさぎは暑さに弱く、高齢になるとなおさら温度変化に弱くなるとされています。
5経過を短くメモしておく
いつから、どんなきっかけがあったか(大きな音、落下、爪切りなど)、食欲と排泄はどうかを書き出しておきます。診察室では思い出せないことが多いものです。
食欲がない、便が出ていない、尿が出ていないといった様子が重なっているときは、より急ぐ状況と考えられています。うさぎは食べない時間が続くこと自体が体に負担になるとされているためです。夜間や休診日にあたる場合に備えて、対応してくれる病院を先に調べておくことも、後ろ足の変化に気づいた今だからこそできる備えです。
後ろ足に負担をかけない家の環境に整える

診断がつくまでの間も、家でできることはあります。考え方はひとつで、「越えなくていい・滑らない・またがなくていい」形に住まいを引き算していくことです。
段差をなくす、残る段差はゆるやかに
RSPCAは、年をとったうさぎはスロープの上り下りが難しくなるため、飼育スペースをすべて同じ高さになるよう配置し直すことをすすめています。RWAFも、うさぎが越えにくくなった障害物やステップ、スロープは取り除くこと、スロープは長くして傾斜をゆるくできることが多いと説明しています。一方でアニコム損保の解説では、段差につまずくようになった子にステップやスロープを設置して無理なく出入りできるようにすることが紹介されています。方向は違って見えますが、なくせる高低差はなくし、どうしても残る高低差にはゆるやかな傾斜をかけると整理すると迷いません。
床を滑らせない
RSPCAは、室内で暮らすうさぎにとって滑りやすい床は歩きにくいため、ラグやカーペットを敷いてつかまりやすくすることを案内しています。滑る床は関節への負担になるだけでなく、踏ん張れない経験が重なることで動くこと自体をあきらめてしまう原因にもなります。部屋んぽの動線は、マットでつないでおくと安心です。
トイレの縁を低くする
縁の高いトイレは、後ろ足が弱ってきたうさぎにとって思いのほか大きな壁になります。RSPCAは、トイレを使っている子が今も無理なく出入りできるかを確認し、縁の高いものに苦労している場合は、もともと入り口の低いプラスチック製の犬用ベッドなどが代わりになると紹介しています。トイレをまたげずに手前で排泄してしまうのは、しつけの問題ではなく体の問題であることがあります。
水・牧草・食器の高さを下げる
首を上げ続ける姿勢がつらくなる子もいます。給水ボトルの位置を下げる、倒れにくい容器を床置きにする、牧草入れを寝そべったままでも口が届く高さに変えるといった調整で、食べる量・飲む量が戻ることがあります。日本動物医療センターの高齢うさぎの介護に関する解説でも、食器の高さの調整や柔らかい床材の導入が挙げられています。
休む場所を増やし、寝床に厚みを持たせる
座っている時間が長くなると、同じ場所に体重がかかり続けます。RWAFは、厚みと吸水性のある寝床でないと圧迫による傷やソアホックが起こることがあるとし、尿を体から遠ざける素材がシニアうさぎに適していると紹介しています。休む場所を1か所に限定せず2〜3か所つくると、体重のかかる位置が自然に分散します。寝たきりに近い状態では、体重分散用のクッションを使い、こまめに体勢を変えることも紹介されています。
なお、うさぎは配置を覚えて暮らしているため、模様替えを一度にすべて行うと落ち着かず、食欲が落ちることがあります。変更は1回1か所までにして、数日おいて次へ進めてください。
そしてもうひとつ。動きにくくなったからといって、運動の時間そのものを取り上げる必要はありません。RSPCAは、高齢のうさぎもペースは落ちるものの、変わらず定期的な運動が必要だとしています。減らすのは負荷であって、動く時間ではありません。
お尻まわりを清潔に保つ

後ろ足の力が落ちてくると、体をひねってお尻まわりを毛づくろいすることが難しくなります。日本動物医療センターの高齢うさぎの介護に関する解説では、後肢が衰えた高齢うさぎはお尻まわりが汚れやすくなるため、頻繁な清掃が必要だと説明されています。アニコム損保の解説でも、毛づくろいが減ることで飼い主による手入れが必要になる部位としてお尻まわりが挙げられています。
汚れをそのままにすると、皮膚の炎症や強いにおいにつながるほか、湿った被毛が足裏の環境を悪くしてソアホックを進めてしまうこともあります。次の点を、毎日の習慣に組み込んでおくと負担が減ります。
- 食後・排泄後にお尻まわりを見る習慣をつくる(1日2回程度)
- 軟らかい便や尿が付いていたら、その都度やさしく取り除く
- 寝床とトイレの敷材をこまめに替え、濡れたままにしない
- 被毛が固まっている、皮膚が赤い・湿っている場合は自己判断で削らず受診する
- 寝たきりに近い場合はおむつの活用も紹介されている(サイズと蒸れに注意)
手入れの方法には注意が必要です。アニコム損保の解説では、尿やけは濡れタオルで拭くだけ、あるいは一度シャンプーしただけでは落ちないことが多く、汚れた毛を取り除く手入れが必要になると説明されています。うさぎは全身の水浴びが体に負担になりやすい動物とされているため、「汚れたからお風呂に入れる」という発想はいったん止めて、部分的な手入れの方法を動物病院で教わるほうが安全です。皮膚がすでに荒れている場合はなおさらです。
うさぎを診てもらえる動物病院を確保しておく

ここまでの話は、すべて「相談できる動物病院がある」ことを前提にしています。ところが、うさぎを含むエキゾチックアニマルは診療に対応している病院が犬猫ほど多くなく、いざというときに探しはじめて時間を失うことがあります。元気なうちに、通える距離でうさぎを診てもらえる病院を見つけておくことが、後ろ足の変化に気づいた今できるいちばん実務的な備えです。
- 「うさぎ」「エキゾチックアニマル」の診療をうたっている病院を、通える範囲で複数調べておく
- ペット保険会社などが公開している動物病院検索で、エキゾチックアニマル対応の一覧を確認する
- 受診の前に電話で、うさぎの診療可否・診療時間・予約の要否を確認する
- 夜間や休診日に対応してくれる病院も、あわせて控えておく
- まずは健康診断で一度かかっておき、平常時の記録を残しておく
アニコム損保の解説では、高齢期は少なくとも半年に1度の健康診断がすすめられています。後ろ足の変化は健診で見つかることも多い部分です。「症状が出てから」ではなく、体重や歩き方の記録を持って定期的に見てもらう形をつくっておくと、変化があったときの判断が早くなります。
そして、これは急かすつもりでお伝えするのではありません。後ろ足の変化と向き合う時間が長くなるほど、飼い主さんは「そのあとのこと」を考えずにいられなくなるものです。いま手配をする必要はまったくありませんが、どんな選択肢があるのかを知っておくだけで、いつか訪れるその日の負担は変わります。
また、介護の時間が長くなると、飼い主さん自身の気持ちが先に消耗してしまうことがあります。うまく眠れない、涙が止まらないといった状態が続くときは、我慢を重ねずに、同じ思いを抱えた人の言葉に触れてみてください。
よくある質問
※本記事は一般的な情報の提供を目的としたもので、診断や治療の代わりになるものではありません。気になる症状は動物病院にご相談ください。
まとめ
高齢うさぎの後ろ足の力が落ちる背景には、変形性関節症や変形性脊椎症といった関節・背骨の変化、脊椎や神経に関わる病気、エンセファリトゾーン症、ソアホック(足底皮膚炎)、肥満や運動不足による筋力の低下などが挙げられており、外から見える様子だけで区別するのは難しいとされています。急に立てなくなった場合は、けがの可能性も含めて早めに動物病院へご相談ください。
そして、うさぎは骨がとても折れやすい動物です。抱き上げるときや暴れたときの骨折・脊椎の損傷は、日ごろの抱き方と足元の環境を見直すことで減らせる部分があります。家でできることは、段差と滑りをなくし、トイレの縁を低くし、お尻まわりを清潔に保ち、そして毎日の様子を短く記録しておくこと。そのうえで、うさぎを診てもらえる病院と一緒に見ていくのが、いちばん確かな道だと思います。
できることを少しずつ整えた毎日が、その子にとって穏やかな時間として重なっていきますように。